梅は、どうして「梅」なのでしょうか。
日本の古い歌にも詠まれる、梅というお花の名前の由来や歴史について学んでみましょう。
「ウメ」という名前の意味
ウメの語源には諸説ありますが、代表的なひとつは中国語の「梅」の発音（マイ、メイ）が転じて「ウメ」と呼ばれるようになった説と言われています。
梅の歴史
梅は日本の文化に昔から根付いている花、または果実で、梅を題材とした文学が沢山あります。
古今和歌集に収録されている歌や、明治時代の俳句や短歌にも、梅を題材にした歌が多く、日本人の心に深く根付いている花であることが分かります。
天文14年に、当時の天皇が、京都の賀茂神社に梅を奉納したと、「御湯殿上日記」にあることにちなんで、新暦の6月6日が梅の日と定められているのだそうです。
また、梅は家紋にもよく使用され「梅紋」と呼ばれています。
菅原道真が梅の花を好んでいたことから、天満宮の神紋としてもちいられたのが始めであると言われています。
図案には、梅、梅鉢、ねじ梅などがあります。
梅は縁起物？
縁起物としての梅は、けがれの無い白さを表しているそうです。
寒い中耐えて香りよい花が開くことから、清廉潔白、節操という、文人の理想を表現していることから、縁起がよいとされているそうです。
また、苔が生えるほどの樹齢となっても、早春に他の花よりも先に気高い香とともに花を咲かせるという生命力の強さがあって、気高さや長寿の象徴とも言われているそうです。
梅は熟すと健康によいとされ、梅干しや梅酒を作って薬としても用いられてきたそうです。
まとめ
いかがでしたか？
日本の花といえば、桜と並んで梅も有名ですよね。
日本の食卓でも、、梅干しに、ふりかけによく利用され、日本人の生活に根付いている花だと言えるかもしれません。
梅の歴史は深く、知ると面白いことが沢山あるので、興味のある方は色々と調べてみるとよいでしょう。
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