小松菜は連作障害がなくとても育てやすい野菜です。
初めて野菜を作るにはいい作物です。
ただ、害虫が多いのが難点と言えば難点ですが、害虫の少なくなる秋から育てれば、手間が少なく育てられるでしょう。
低温に強いのも魅力です。
育て方のコツなどを調べてみました。
畑での小松菜の育て方
畑に畝を立てる!理由は?
水はけの悪い土地ですと、小松菜の根本に水がたまり根腐れを起こして枯れてしまいます。
畝を立てて、水はけをよくするとこれを防げます。
水はけのよいところでしたら、畝を立てずに平地で栽培できます。
小松菜の発芽温度は15℃から35℃です。
真冬の直撒きは難しいですが、ポットなどを使うか、秋口に種まきを終えるといいでしょう。
害虫について
小松菜の害虫ですが、アブラムシやモンシロチョウの幼虫、いわゆる芋虫が多いです。
新芽を食べられて全滅したり、やっと育っても収穫時期にレースのようになっていたりでがっかりすることもあります。
秋口から育てるのはこれらの害虫が冬眠時期になるからです。
小松菜は寒さに強く、旬は11月から3月の寒い時期です。
間引き方は?
小松菜のタネは小さく一粒づつを撒くのは無理があります。
条撒きといって浅い筋を作って、種を撒いていきます。
本葉が出たころに、育ちの悪い葉や育ちすぎの葉を間引いていきます。
育ち方をそろえるといった具合にやるとうまくいきます。
野菜の間を開けて風通しをよくするためでもあります。
間引いた小松菜は、味噌汁の具にしたり、たくさんあれば軽く塩をして浅漬けにしてもおいしいです。
コンパニオンプランツとは?
家庭菜園で育てる楽しみの一つにコンパニオンプランツがあります。
害虫や病気を除けてくれる頼もしい草花を同じ場所に植えるのです。
コナガやモンシロチョウの幼虫が嫌うのはキク科の植物です。
野菜ならシュンギク、レタスなどです。
この作物を同じ場所に植えると、その植物を嫌って害虫が寄ってこないのです。
キク科の植物ですから、野菜に限らずマーガレットなどのキク科の花を植えても面白いですね。
夏に育てたいときは
家庭菜園で夏に小松菜を育てたい時、農薬を使いたくない時は防虫ネットや寒冷紗などで予防するとよいでしょう。
夏の強い日差しから守ってくれる役目も果たします。
小松菜の仲間
小松菜は主に関東の野菜ですが、地方には地方の名前で同じような菜っ葉の野菜があります。
大阪の白菜、京都のしゃくし菜などです。
小松菜はかの吉宗将軍が名前の付いていない菜っ葉を食し、たいそう気にいって栽培されていた土地の名前をとって名を付けたという言われがあります。
育てやすい野菜ですから、小松菜に限らずさまざまな土地で栽培されています。
まとめ
子供の頃、菜種のタネをもらって庭に植えてみたら穴が盛り上がって芽がでてきてびっくりしたことがありました。
バラ撒きするのを知らず一掴みのタネを穴に植えた結果でした。
今では笑い話なのですが、アブラナ科の植物の生命力の強さを実感した時でした。
野菜を育てることはその生命力をもらっているという実感があります。
小さいプランターでも工夫して野菜を育ててみましょう。
楽しくて、おいしいですよ。
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