日本では一年を通してピーマンがほぼ安定して販売されています。
ピーマンはどこで多く生産されているのでしょうか。
今回は日本、または世界でのピーマンの生産地について調べてみました。
ピーマンの生産日本一の産地は?
ピーマンの収穫量日本一は茨城県です。
茨城県は農業人口全国1位、耕地面積全国2位の農業大国です。
ピーマン以外にも、収穫量が全国上位の野菜がたくさんあります。
2位は宮崎県、3位は高知県と続きます。
茨城県は全体の4分の1、宮崎県、高知県と合わせると、約半分の収穫量になります。
生産量は、ここ50年くらいでほぼ横ばいとなっており、時代が変わっても不動な人気野菜です。
それぞれの県の特徴を見てみると、宮崎県と高知県はハウス栽培が盛んで、冬から春にかけて全国に出荷しています。
これは、促成栽培と言って、夏野菜を春や冬に作って出荷する栽培のことで、冬でも温暖な気候であるところで行われているのです。
一方茨城県では、夏・秋のハウス栽培が盛んです。
ピーマンの輸入先は?
ピーマンの輸入は、ほぼ全体の4分の3を韓国が占めています。
2位はオランダ、3位はニュージーランドです。
もともと、オランダからほとんどを輸入していましたが、オランダよりも韓国の方が日本に近いことから、経費が安く済むために韓国からの輸入をしているそうです。
日本はピーマンの大量消費国で、韓国ではほとんどが日本への輸出用に生産されています。
韓国では、農業技術の高いオランダより技術を学び、オランダと同じ製法で作られています。
輸入量は年々増加傾向にあります。
1996年から2000年までの日本のピーマンの輸入は307%増加しているといいます。
そのため、日本の農家は打撃を受けています。
現在国内自給率は87%ありますが、このまま輸入が増え続けると日本でピーマンを生産する農家が減るであろうと言われています。
まとめ
日本では、冬でも温暖な広い平野部で春冬ピーマンを、夏は適温の広平野でつくられていることがわかりました。
また、輸入では意外にも韓国から多く輸入されていたのですね。
オランダの農業技術が高いことも知りませんでした。
こうしてピーマン一つの生産地を調べるだけでもいろいろな背景が見えてきて面白いですね。
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