身近な野菜のにんじんにはどんな害虫がいて、どんな農薬が使われているのでしょうか。
野菜を育てるのには農薬は必要です。家庭菜園をやったことのある人なら、収穫の時期や、成長期にわんさと襲い掛かる害虫には辟易した経験があると思います。
害虫にはどんな種類があるか
ネコブセンチュウという小さな虫がいます。
根に寄生してこぶを作り、野菜の栄養を吸い取ってしまいます。
アブラムシは皆さんも見たことがあると思います。
青い小さな虫で葉や茎に大群で寄生していることがよくあります。
汁を吸われて弱ってしまいます。
アゲハの幼虫は、いわゆる芋虫のことです。
葉や茎を食べて野菜を弱らせてしまいます。
ヨトウムシも芋虫ですが、いつも葉や茎にくっついていません。
夜になってから、地面から這い出して食害します。
カメムシは別名ヘクサムシとも呼ばれている、触るとくさい臭いを出す虫です。
これも汁を吸って弱らせてしまいます。
これ以外にも見たこともないような虫や、病気があります。
その一つ一つに適応した農薬があるので、方法を間違えないように使います。
農薬を使わない対策
農薬を使うばかりが対策ではありません。
防虫ネットを使用したり、コンパニオンプランツと呼ばれる虫が嫌う植物を同じところに植えたり、農薬ではなく、酢や、コーヒーかす、米ぬかなどを使ったりします。
家庭菜園なら、害虫の一つ一つを取り除くこともできるでしょう。
しかし農家が出荷のために育てている野菜などはそんなことはできません。
害虫が寄ってこないように防虫ネットを張ったり、酢が効く害虫には酢を原料とした農薬があります。
コンパニオンプランツとは、例えばアブラムシを食べるテントウムシが寄ってくるように、ヒマワリを植えたり、線虫の苦手なマリーゴールドを植えたりすることです。
気を付けないことは、同じところに害虫の好きな種類の作物を植えると、かえって害虫が増えてしまうことです。
気を付けたい農薬の規制
農薬と一口に言ってもその野菜にしか使ってはいけない農薬があります。
にんじんならにんじんには使ってよい農薬といけない農薬があるのです。
葉を食べる野菜には使ってはいけない、葉に残留する農薬をにんじんには使えることがあるのです。
根を食べるにんじんは土の中だから農薬とは関係なさそうと思っている人も多いでしょう。
しかし、土中に散布する農薬もあります。
害虫は飛んでくるものや、茎や葉についているものばかりではありません。
コガネムシの幼虫はいつも土中にいて根を食べます。
ネキリムシも同様です。
これらの害虫も土中に散布する農薬で駆除します。
農薬の使い方にも規則があります。
濃度や、散布時期、害虫の状況に合わせたタイミングなどです。
家庭菜園だからといってそれらを無視してはいけません。
まとめ
台所にゴキブリが出た、といってスプレーを撒きまくるのはどうでしょう。
農薬が危ないからと無農薬野菜を選ぶ人が、無神経にあらぬところまでスプレーを使っていたりすることがあります。
もっと単純に考えればいいことなのに、あるところでは神経質に、あるところでは無神経になっていたりするのですね。
人参ひとつ調べてみるだけで、いろんなことが分かりました。
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