ホウレンソウはヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属の野菜で、高温下では花をつけ種を作る生殖生長に傾きやすくなるため(葉が美味しくならない)冷涼な地域もしくは冷涼な季節(冬から春にかけて)に栽培されています。
冷え込むと葉が軟らかくなり、風味が増して美味しくなります。
ある程度寒さにも強いことから日本でも全国各地で栽培され、ハウス栽培技術の向上で1年中食べられる食品です。
ほうれん草の調理(日本と欧米の違い)
ほうれん草は煮過ぎてしまうとべちょべちょになり(特に葉の部分が)味わいも、食感も著しく落ちてしまいます。
欧米の調理法はしっかりと火を通してしまうので、概ねべちょべちょのほうれん草を食べることになります。
アメリカンコミック「ポパイ」では缶詰のほうれん草を食べることで主人公のポパイが筋肉ムキムキのマッチョになりライバルのブルートをやっつけるというストーリーですが…。
どう考えてもあの缶詰ほうれん草はおいしそうには見えませんでした。
もっぱら欧米ではほうれん草は缶詰をそのまま添え物にするか、ソテー(油いため)するのが一般的で、日本で作られるお浸しのようなしゃきっとした歯ごたえを楽しむ習慣がないようです。
なんとなくもったいないですね…。
ほうれん草の単位
一般的にはビニール袋に入った単位を1パック2パックと数えます。
ほかには1杷2把(いちわ、にわ)と数えたり1株2株若しくは1束2束と数えるようです。
植物的には1株2株(かぶ)、葉物で数株で括っているものは杷・束(わ・たば)で数え、ビニール袋に入ったものはパックで呼び分けるのが混乱がなくてよさそうですね。
ちなみに英語では【bundle】(バンドル・真ん中を括った束の意)で呼ぶのが一般的なようです。
まとめ
ほうれん草は葉物野菜の代名詞ともいえ古くから日本人に親しまれてきました。
したがって、ほうれん草の単位や呼び方なども古くから現代まで混在し少し混乱してしまうかもしれません。
スーパーで束で売られているほうれん草を見かけたら、「あれはパックだな」「あれは束だな」などと確認してみるのもいいかもしれませんね。
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