ほうれん草は周年栽培が可能な、比較的育てやすい野菜のひとつです。
しかし、栽培する時期によって、与える肥料の量をすこし考える必要があります。
シーズンに合わせて、与える肥料の量、やり方、種類などを気をつけていきましょう。
ほうれん草栽培について
ほうれん草に必要な肥料は、窒素、リン酸、カリを含むものです。
特にほうれん草は窒素を好むと言われており、栽培する土壌に、適切な窒素量を含ませることが、栽培を成功させる要因のひとつと言えるでしょう。
また、ほうれん草は乾燥に弱いと言われているので、水やりには気をつける必要がありますが、あまり水をやり過ぎてしまうと、成長に必要な成分が流れてしまい、育成不良となってしまう事があります。
この水分量の差異によって、肥料の量を考える必要があります。
時期による肥料の差異
日本の野菜栽培において、気をつけるべきシーズンは、梅雨や台風シーズンなどの雨が多い時期、冬の乾燥が激しい時期のふたつと言えるでしょう。
秋雨や梅雨などの雨季シーズン
雨季シーズンでは、水分量は問題にならないでしょう。
気をつける事は、雨などの水分量過多による、土壌の窒素流出でしょう。
窒素が土壌100gに対して5mgを下回ってしまうと、栄養不足となり、葉っぱの色が黄色になったり、成長が止まってしまうことがあります。
この雨季シーズンでは、肥料は窒素を多く含むものを多く施肥すると良いでしょう。
また、水溶性の肥料をさけ、有機質肥料で窒素を多く含むもの(例えば油粕や魚粉など)を与えましょう。
乾燥する冬季シーズン
冬季シーズンで気をつける事は、水分不足と栄養素の偏りと言われています。
ほうれん草は耐寒性に優れていますが、一方で水分足りないと根枯れなどを起こしやすいと言われており、適切な水やりが必要となってきます。
また、乾燥していると土壌から窒素を得ることが難しくなるので、葉面散布による水溶性肥料の施肥が必要となってきます。
土壌に撒く肥料でもよいのですが、乾燥している時には吸収を助ける水溶性のほうが良いでしょう。
また、土壌の乾燥が続いている時などは、栄養不足になっていることもあるので、窒素などを多く含む尿素を水で薄めて噴霧することも検討しましょう。
1度に噴霧する量は、葉から滴りおちない程度で十分です。
成長不良などが見受けられるときは、5日程度続けて与えてみましょう。
まとめ
栽培する時期によって、施肥の量、やり方などは異なってきます。
その時の土壌の状態、生育の状況などを判断して、適切な量を施肥するようにしましょう。
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