山芋をすりおろしたとろろといえば、仙台の牛タン定食に麦飯とセットになって出されたり、日本蕎麦やマグロにかけたり、とろろご飯やとろろ汁などの郷土料理にもなったり、日本の食を紹介する上で欠かせないもののひとつになっていますよね。
海外からの観光客の方々からも、ヘルシーな日本食として興味をもたれることが多いのではないでしょうか?
山芋は、世界でも日本を含むごく限られた国でしか味わえないようですが、外国人観光客の方にとろろ料理を説明する場合、どのように説明したらよりよく伝わるのでしょうか?
山芋は英語でなんと言う?
「山芋」は一般的に「yam」と英訳されているようです。
「yam」はヤマノイモ属の多くの熱帯つる植物の総称で、食用に適する塊根を持つ「ヤムイモ」と言われるものを指すという説明が主流になっています。
また、アメリカでは「yam」といえばオレンジ色の水っぽいサツマイモのような品種のことを指すこともあり、その表現には国によってバリエーションがあるようです。
さらに日本の山芋を特定した表現で「japanese mountain yam」「japanese yam」 というものもあり、日本で食べられている山芋が日本特有のものであることがわかりますね。
山芋は日本特有の品種?
山芋(ヤマノイモ)はもともとは日本に自生する野性の植物で、すりおろして白醤油や出汁などを加えてのばしとろろにするのが代表的な調理法とされます。
また、長芋は17世紀ごろに中国から伝わってきた経緯があり、ヤマノイモと同じような食べ方をしますが、ヤマノイモとは別品種なのだそうです。
いずれにしてもこのような生食をする芋は欧米ではなじみがないため、直接表現する単語がないのもうなずけるところではあります。
とろろ料理は英語でどう表現する?
山芋をすりおろした「とろろ」は、そのまま「tororo」という表現で通じるようです。
また、「grated」がすりおろし器(grater)ですったものを表すことから、大根すりの「grated radish」と同じように、「grated yam」と言ってもよさそうです。
まとめ
食文化は国によって様々です。
外国の方にとってネバネバした食べ物はあまりなじみがなく苦手とされる方が多いと聞きますが、昨今の日本食ブームに乗り、認知度は上がってきた印象がありますよね。
日本を代表する食材をもっともっと楽しんでいただくためにも、そのおいしさや魅力を適切に伝えられるようにしたいものです。
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