玉ねぎは炒めたり煮込んだりと、加熱すると甘くなりますが、野菜の中で最も糖質を含んでいるそうです。

玉ねぎの甘みは、オリゴ糖などの糖質で人の体には吸収されませんが、ビフィズス菌などの腸内細菌の餌になって菌を増殖させ、整腸作用を促します。

また玉ねぎには切った後に、しばらく放置すると熱に強い成分が生成されますが、この成分は加熱によって増々増加します。

トリスルフィドという成分ですが、血管をドロドロにする油を浄化したり、血栓を作るのを予防したり、また血中の糖の代謝を活発にして血糖値を下げる効果が期待できるそうです。

そして、玉ねぎは生で食べても健康に良いと言われています。

しかし、生で食べることは控えた方がいい人もいます。

玉ねぎ 生食 危険

生食のデメリットとは?

玉ねぎは切ったりすると刺激成分のアリシンが発生します。

この成分は胃の消化液の分泌を促して食欲を増進させたり、肉や魚や大豆などのビタミンB1と結合して疲労を回復してくれる期待ができる物質に変わってくれます。

また消炎、殺菌作用もあり、喉が痛い時などに玉ねぎの切った断面から生成される刺激成分を嗅ぐと症状が治まる効果も期待できます。

ところが、これらの作用が効きすぎてデメリットとなることがあります。

胃酸の分泌が活発になったことで胃もたれや胸やけを起こすことがあります。

加熱しても注意することとは?

玉ねぎの甘みのオリゴ糖は、腸内細菌の餌になる時にガスを発生させます。

その為、食べ過ぎるとお腹にガスが溜まって張ったり、おならが増えることがあります。

これは、腸内環境や腸の形状によって変わるので個人差があります。

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タマネギアレルギー

猫や犬に玉ねぎが厳禁だと言われる理由は、人や猿以外の動物は玉ねぎなどに含まれる流化アリルを分解できる酵素を持っていないからです。

人は流化アリルに対する消化酵素をもっているんですが、この消化酵素が少ない人や過剰な摂取で、タマネギアレルギーになる可能性があるようです。

喉がイガイガする、頭痛や腹痛、吐き気や下痢などの症状があらわれます。

 

まとめ

玉ねぎは血圧を下げたり体を冷やす性質もあるので、貧血気味の人は過剰摂取を避けた方がいいです。

玉ねぎを食べる適量は、一日で4分の1~2分の1個だそうです。

他の食材とバランス良く食べましょう。

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