玉ねぎは、切ったり刻んだりすると、独特の刺激臭がして辛みもありますが、煮たり焼いたりすると甘くなり、色々な料理に使えます。
しかし、人によっては、この玉ねぎを切った時に、皮膚に炎症などの症状が現れる人がいます。
接触性皮膚炎とは?
植物に触れることで、いわゆる「かぶれる」ことで有名なものに、ウルシなどがあります。
ウルシの場合は、ウルシオールという物質によるもので、人によってはウルシの木の近くに寄るだけでも、かぶれることがあるそうです。
かぶれとは、何かの刺激によって生じる皮膚の炎症のことで、「接触皮膚炎(または、接触性皮膚炎)」と呼ばれます。
接触皮膚炎には、刺激性接触皮膚炎と、アレルギー性接触皮膚炎があります。
刺激性接触皮膚炎は、洗剤の原液など、強い刺激のあるものに触れることで起こる皮膚炎です。
アレルギー性接触皮膚炎では、原因物質となるものに対してアレルギーがある人だけが起こる皮膚炎です。
玉ねぎを切って皮膚に炎症が起こる人は、この接触性皮膚炎の可能性があります。
皮膚炎を起こす可能性のある食べ物は?
- マンゴー
- パイナップル
- キウイフルーツ
- 三つ葉
- シソ
- セロリ(腐ったセロリ)
- レタス(切り口から出る乳液)
- 長芋
- ニンニク
- 玉ねぎ
など。
ニンニクと玉ねぎは、同じヒガンバナ科ネギ属で、どちらも液汁によって皮膚に炎症が起こります。
かぶれを起こすものは、植物だけではなく、アクセサリー、衣類、洗剤、外用薬などの薬品、化粧品など様々あります。
対処法は?
炎症を起こす原因が、玉ねぎなのか?特定するのはパッチテストをしてもらうと分かると思います。
テストを受けなくても原因が絞れている場合は、その原因となるものに、接触しないようにすることです。
生の玉ねぎに触れないように、調理の際は手袋をしたり、フードプロセッサーを使うなどしましょう。
もしも触ってしまった時は、流水でよく洗い流してください。
まとめ
触れないようにすることが一番の対策となりますが、もしも触れてしまった時は、流水と石鹸などでしっかり洗い流します。
もしも炎症が起こって熱を持っているようなら冷やしてください。
痒みがある時は、かきむしったりしないように、早めに皮膚科を受診しましょう。
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