日本には、もともと「薬味」という言葉があって、薬味の歴史に比べれば日本での「香辛料」は最近のものだそうです。
「香辛料」といえば、「香りが強い」「辛い」というイメージがありますが、世界中で使われる香辛料のうち辛みを持つものは1割もないそうです。
しかし日本に古くからある薬味には、わさび、山椒、しょうが、葱(ねぎ)など、辛みのあるものが多いです。
これは、日本が野菜と魚介中心であったことと、肉食の多い国や酷暑の国とでは、香草類を使う目的や使い方が違ったためです。
わさびを食べ過ぎて頭痛や味覚障害?
時折、罰ゲームやロシアンルーレットなどで大量のわさびを使っているTV番組などを目にします。
でもわさびを一度にたくさん食べ過ぎるのは、危険ですよ。
わさびを一度にたくさん食べると、胸やけ、頭痛、吐き気、腹痛、下痢などになる場合があるようです。
また食べたものの味が分からなくなったり味覚が鈍くなると言った障害も出ることがあるようです。
わさびには殺菌作用が期待でき、適量を食べる場合は、それが良い働きとなりますが、一度に大量に食べたり、風邪や声の出し過ぎなどで喉を傷めたり炎症していたるする場合に食べると、悪く作用してしまいます。
辛さは味覚ではなく痛覚!?
辛さは味のひとつではありますが、味覚ではなく痛覚で感じるものと言われています。
東洋医学では五味といわれる甘味、塩味、苦味、酸味、辛味と、生理学的には苦味、酸味、甘味、塩味、旨味、が五基本味となっており辛味は含まれていません。
辛味は口の中の温度受容体というものが反応して感じています。
この温度受容体により、熱い、寒い、痛いなどと感じているそうです。
温度受容体は口の中だけでなく、体中の皮膚にも分布しています。
唐辛子を靴下に入れると温かくなるというのは、この作用を利用したものです。
痛いのになぜもっとたくさん食べたりするのか?
痛みの感覚が続くと脳内で鎮痛作用のある物質が分泌されますが、その物質は「おいしさ」などの快感を感じる物質でもあります。
そのため、またその快感を得ようと辛い物を食べることがエスカレートしていくことがあるようです。
まとめ
わさびの食べ過ぎが原因と思われる味覚障害の時は、しばらく食べないようにしていれば自然と治ることがあるようですが、心配な時はお医者さんに相談しましょう。
喉を傷めている時は、殺菌作用が期待でき、刺激が少なく、喉の粘膜を保護してくれると言われる蜂蜜が良いようです。
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