小松菜は寒い時期(特に晩秋から冬にかけて)に旬を迎えます。
霜などに晒されることによって葉厚が増し、甘みも上がることから冬の小松菜は人気があります。
葉物野菜の中では稀有な、マイナス3度でも枯れない強靭さと収穫まで最短で20日(暖かい気候で条件が揃えば)と成長も早く、家庭菜園の入門用としても人気があります。
簡単に栽培できるという特徴もさることながら、小松菜はやはり豊富な栄養素とケールに次ぐカルシウム含有量の多さが際立ちます!
100gあたりのカルシウム含有量はホウレン草の100gあたり49mgに対し小松菜は100gあたり170gと3倍以上の数値を誇ります。
高栄養で簡単に栽培出来て、すぐ採れる、寒さに強い、プランターでも栽培できる!
まさに小松菜はミラクル野菜と言っても過言ではないでしょう!
そんな小松菜ですが日本での消費と出荷量を調べてみました!
小松菜の消費量
小松菜の消費量は総務省統統計局所管の「都道府県庁所在地及び政令指定都市ランキング」(平成26年~28年平均)の『他の葉茎菜』(からし菜、春菊、水菜なども含む)の項目で1世帯当たり(2人以上の)のおおよその消費量が分かります。
他の葉茎野菜も混じっていますが、ほぼ小松菜のデータと見て差し障りないようです。
こちらのデータでは小松菜の年間購入量及び支出金額が出ており、全国平均で購入総量が8.765gで支出金額の全国平均が6.885円となっています。
全国で最も支出されている地域は東京都(全区)で1世帯当たり年間9.966円なのに対し、購入数量を見ると山形県の13.386gに軍配が上がります。
都市近郊で栽培が盛んな小松菜で支出金で東京都がトップというのは分かりますが、購入数量で山形県が1位なのは意外ですね。
小松菜の出荷量
小松菜の出荷量は平成27年(2015年)調べで、全国合計が112.400tでトップ5は、5位群馬県(8.290t)、4位東京都(8.600t)、3位福岡県(10.200t)、2位茨城県(12.200t)で堂々の1位が埼玉県(16.900t)です。
なんとトップ5のうち3県1都の関東勢がランクインしていることが分かります。
これは小松菜の性質に関係があり、収穫後の鮮度が他の野菜に比べ落ちやすい事から元来小松菜は都市近郊で作られていることが多かった名残だと言えます。
★野菜の名産地でもある埼玉県、小松菜の出荷量は全国1位。
— 綾太朗 (@ayatarou_kari) 2015年12月14日
まとめ
小松菜は関東圏で盛んに栽培されて流通している野菜ということが分かりました。
特に東京を含む、埼玉、茨城、群馬、千葉などの都市部に近いところで栽培が盛んな事が分かります。
収穫から鮮度が落ちやすい『軟弱野菜』と呼ばれることから、都市部近郊で栽培される名残があると言われています。
生鮮食品の輸送手段がまだなかった昔は小松菜の栄養素が貴重だったに違いありません。
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