小松菜は厳寒期を除いて1年中栽培できる数少ない野菜です。
また、収穫まで最短で20日前後、長くても100日位で収穫できる成長の早い野菜でもあります。
それでいて高バランスに栄養素を含み、ホウレン草のようにえぐみや苦みも少なく美味しく頂けることから、家庭菜園でも入門用としてとても人気です。
前述の通り小松菜は周年栽培が可能ですが、その分季節ごとの病気にかかってしまうリスクもあります。
また感染源も(糸状菌)カビ・細菌、ウイルスなど様々な感染リスクがあり、対策も意外に面倒なものとなります。
小松菜が枯れる原因と症状
小松菜が枯れる一番の原因はカビや細菌性の感染症にかかっている場合が一番多いです。
代表的なのが『白さび病』『うどん粉病』に代表される「カビ」が原因の病気です。
最初は葉上で白い斑点のようなものが現れたかと思いと徐々に広がりをみせ最終的には株ごと枯れてしまうこともあります。
さらにカビは胞子を飛ばし、風に乗った胞子は圃場ごと感染範囲を拡大させていきます。
カビ系の病気を発見したら感染した株ごと別の場所で処分して、2次感染を避けると同時に除菌剤の散布をお勧めします。
次に原因としてあげられるのが害虫による食害も考えられます。
小松菜は葉が柔らかくみずみずしいため害虫にとっては絶好の的と言えます。
特にアブラムシ、ヨトウムシ、アオムシなどの食害は一気に葉を食い荒らすことから、光合成を行う葉の面積が減り生育に影響しますし、最悪枯れてしまいます。
適宜圃場を観察し必要に応じて殺虫剤の散布も考えましょう。
小松菜を枯らさないための対策
カビ系の病気に関しては日々観察を怠らず、葉上に普段見られない斑点などが認められたら迅速に処分すること、栽植密度や間引きがきちんとなされているか、虫がついていないか観察の視点を忘れないことです。
もし感染してしまった場合は適切な処置(防除や駆除)が出来る体制を整えておくことです。
それぞれのリスクに対してカビなら除菌剤、害虫なら殺虫剤と市販薬で十分対応できますので、慌てずに対処することをお勧めします。
まとめ
小松菜は周年栽培ができる反面、季節ごとの病気・害虫による食害など、それぞれに対応するための対策が必要です。
基本的に小松菜の発病リスクを抑えるには、水はけがよく、風通しがよく、日当たりが良い場所で育てることです。
これでカビ対策は殆どできたと言っても過言ではありませんが、カビの胞子は他方から風に乗ってやってきますので油断は禁物です。
普段から注意深く圃場を回り小松菜に異常がないか観察の眼を絶やさないのが必要と言えますね!
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