寒さに強い小松菜は冬が旬です!
小松菜は霜などが降り一度寒気にさらされると葉厚が増え甘みが増します。
含んでいる栄養素もバランスよく含まれ、ビタミンAが100gあたり260㎍、βカロテンが100gあたり3100㎍、ミネラルではそれぞれ100gあたりカリウムが500mg、カルシウムが170mgと他の葉物野菜に比べて非常に高い含有率を誇ります。
また丈夫で収穫までの期間が短いことから家庭菜園でも人気が高く、プランターなどで栽培することが出来ます。
寒さに強いことから周年栽培が可能な野菜で、うまく種まきのタイミングをずらすと新鮮な小松菜を収穫し続けることが出来ます。
小松菜の萎黄病(いおうびょう)とは?原因と症状?
小松菜の萎黄病とはカビによる土壌病害で、読んで字のごとく小松菜の葉が黄色く変色し縮んでいく病気です。
原因は細菌と糸状菌の2種類で、根から侵入した病原菌が株全体に広がり枯らしてしまします。
病原菌はそのまま土壌に残り続け、放置しておくと2次感染を引き起こします。
萎黄病の対策は?
病原菌自体を除去しなければなりません。
枯れてしまった株を別の場所で焼却処分し、栽培していた土壌を念のため圃場ごと消毒します。
農薬を使う場合はトップジンM水和剤、ベンレート水和剤等の市販薬が出ており早期対策が必要です。
また上記2種の農薬は予防効果もあるので、迷ったときはお勧めします。
小松菜のうどん粉病の原因と症状
小松菜のうどん粉病はこれも読んで字のごとく、うどん粉を葉にまぶしたような白い粉状のものが付着している病気で、こちらもカビによるものです。
放っておくと葉や茎が変形し、最終的には枯れていまいます。
主にカビが葉の上で繁殖することで目視が容易で発見も早いのが特徴です。
感染経路はカビの胞子が風で運ばれて直接葉などに付着することで感染します。
カビ系の病気の特徴である多湿で発生しやすいのに対して、うどん粉病は湿度が低くて乾燥しているときに発生しやすいのが特徴です。
うどん粉病の対策は?
発病してしまったらその葉を除去することが第一段階です。
広い圃場などでは一部の葉を取り除いたとしても取りこぼしがまずあるでしょう。
殺菌剤の散布で憂いをなくしましょう。
炭酸水素カリウムを主成分といている「カリグリーン」という殺菌剤は有機農産物にも使えるタイプなので安心して使えます。
前述の通り、うどん粉病のカビは乾燥状態で活性化するので、乾燥が続くときは水やりをして湿度を上げることをが大切です。
また、風通しを良くして栽植密度の適正化を図ることも予防に繋がります。
まとめ
萎黄病もうどん粉病もカビが原因の病気であることが分かりました。
カビは胞子を作り、風に乗り、広範囲に伝播し被害をもたらします。
病気を発見した初期の段階で、思った以上に被害が拡大していることもあり得ます。
まめな観察を怠らず、十分に環境を整えて病気対策をしたいところですね。
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