日本国内における外食チェーン店の拡大は隆盛を極めている一方で、その争いは熾烈なものとなっています。
そんな中において、特に寿司屋のチェーン店などは日本国内の生姜の生産量だけでは賄うことができません。
そこで今回は、生姜を貿易という視点から紹介していきたいと思います。
平成27年の輸入量は?
輸入量の総計は、およそ80万トンにもなります。
その使用用途に合わせた輸入を行っています。
その中から代表的なものを3つ紹介したいと思います。
「生鮮生姜」は約2万トンで、中国のシェア率がおよそ95%とそのほとんどを占めています。
加工した「塩蔵生姜」は約1万3千トンと、タイのシェア率が約67%、次いで中国が約4千トンと続き、そのシェア率は約30%です。
同様に「酢調整生姜」は約1万7千トンと、なんとその98%を中国が占めています。
ちなみに、「塩蔵生姜」や「酢調整生姜」は、ガリや紅生姜などに利用されています。
また、ここ数年の輸入量の総計は80万トン前後を行ったり来たりしています。
このように海外から生姜を輸入する場合は、ほとんど中国がその生産地であることが分かります。
平成27年の輸出量は?
「生鮮生姜」は約13万トン、「その他調整生姜」は約18万トンで、合計約31万トンです。
主な輸出先として、フィリピン、香港、アメリカ合衆国、インドなどが挙げられます。
これはおそらく、日本食産業が発達している国々、生姜を調理の際に頻繁に使う国々が名を連ねていると考えられます。
平成27年の特筆すべき点は、それまで輸出の実績がなかったフィリピンへの生鮮生姜の輸出が増えたことです。
平成24年~平成26年にかけては15万トン前後の実績がありますが、平成27年において一気に輸出量は増加しています。
まとめ
食糧自給率の低い日本は輸入品に依存しているとよく聞きますが、これほどの量を海外から輸入しているとは思いもしませんでした。
国内消費だけにとどまらず、日本から生姜が海外へ向けて輸出が行われていることに驚きました。
これからだんだんと寒さが厳しくなってきますが、積極的に生姜を摂って温活に努めたいものですね。
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