なすはインド東部の原産だと言われ、一説では紀元前から栽培が行われてきたと言われています。
5世紀ごろには中国を中心とするアジアの広い範囲で栽培が行われていたとされており、中国の古い書物にもなすの栽培方法や調理方法などが記載されているようです。
日本には1000年以上前に中国から伝わったとされ、平安時代の書物にもなすの栽培が行われていたことを示す記述が幾つも残っているようです。
このように、なすはアジアを中心に世界中に広まって栽培されてきた野菜のひとつとされており、世界中で様々な種類のなすが栽培されているようです。
生産量はやっぱりアジアが一番?!
インド原産の野菜と言われるだけあって、生産量はアジアが大部分を占めているようです。
中国が全体の6割、インドが3割程度の生産量だと言われており、アジアだけで9割の生産量を誇っているようです。
中国やインドでは、今でもなすは好まれて食べられているようで、伝統料理としてもナスは利用されているようです。
中国では有名な麻婆茄子の他、蒸したなすにごまだれを和えて食べたり、味噌炒めなど、家庭料理の定番として多く食べられているようです。
インドでは、スパイスソテーなど、焼き料理が定番料理として、好まれて食べられているようです。
世界では1000種類以上?!
日本では100種、世界ではおよそ1000種類以上のなすの品種があるとされています。
なすの種類は、日本で多く流通しているとされる卵型なすの他、中長なす、長なす、丸なすなどがあるようです。
イタリアなどのヨーロッパでは、縞模様が入ったゼブラ模様のなす、白いなす、細いなすなどが栽培されているようです。
アメリカでは、大きな丸の米なすなどが良く売られている種類のようです。
始めて見ました!リスターダ・デ・ガンジアという名前の茄子です。ゼブラ模様が可愛いです。 pic.twitter.com/qQAz6F7UOa
— torse (@torse_staff) 2013年8月22日
まとめ
日本でもなじみの深いなすですが、世界でも、なすは昔から良く食べられてきたようです。
もし海外に行く機会があれば、その土地の伝統的な、なす料理を探して食べてみるのも良いかもしれませんね。
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