春菊は病気に強いと言われる作物ですが、全く病気にかからないというわけではありません。
春菊も他の野菜と同様に病気にかかることがあります。
その病気の中でも、菌核病や葉枯病などにかかることがあります。
では、これらの病気の原因は何なのでしょう。
また、対策や、病気に対する対処法はあるのでしょうか。
春菊の菌核病とは
菌核病とは、カビが原因で起こる病気です。
春菊だけでなく、多くの野菜や植物で発生する病気の一つです。
症状は、葉や茎が水に染みたように病斑が出来てきて、軟化していきます。
病斑部は褐色から黒色に変色していきます。
その後、カビがうっすらと生えてきます。
最初は地際付近で発症することが多く、次第に株全体で症状が現れてきます。
そのまま放置しておくと、病斑部よりも上の部分が萎れてきて、最終的に枯れてしまいます。
この菌核病は土壌感染のみではなく、空気感染もしますので、ずっと放置しておくと畑全体に病気が蔓延していくので、早めの対処が必要になります。
菌核病の予防法として、菌核病にかかった株はすぐに畑の外で処分することや、畑の水はけを良くすること、予防薬や土壌消毒を植え付け前に十分に行うことがあげられます。
春菊の葉枯病とは
葉枯病もカビが原因となる病気です。
初めは、葉先に発症します。
褐色の小さな斑点が出来、次第にこの斑点が拡大していきます。
いくつもの斑点が融合して、大きな病斑となります。
そのまま放置しておくと、病原菌が空気感染して、他の株にも蔓延していきます。
原因として、土壌の水分が多かったり、窒素肥料を与えすぎたりすると発症することがあるそうです。
六月〜十月にかけて発生が多いようです。
葉枯病の予防としては、高温多湿の土壌にならないようにすることや、水はけを良くします。
株の下葉が混み合っている場合には摘葉を行い、風通しを良くする他に、水やりは株の上部からは与えず、根元に与えるようにすることなどがあげられます。
まとめ
菌核病も葉枯病も原因はカビのようです。
このため、高温多湿は避け、風通しや水はけを良くする必要がありそうですね。
また、仮に発症してしまったら、症状が軽くても早めに薬剤治療を行うなどして、対処する必要があるそうです。
放置してしまうと、畑全体に広がることもあるようで、場合によっては越冬までしてしまうそうです。
病気にかからないように予防し、発症したら早めの対処を心がけましょう。
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