ピーマンと言えばきれいな緑色の夏野菜で、食卓に華やかな彩りを届けてくれる野菜ですね。
独特の苦みに特徴があり、そのせいか子供の嫌いな野菜ランキングでは必ずと言っていいほど上位に食い込んでいるこの野菜ですが、体に良いことは誰もが知っていますし、この苦みがかえってクセになる!と好んで食べる方もいるかもしれませんね。
さて、そんな苦いピーマンですが、この苦みの正体はいったい何なのでしょうか。
体に良いことは知っていても、詳細な効果まではあまり知らないものですよね。
今回はピーマンの苦み成分と、その効果について調べて来ました!
渋みと青臭さが混ざったもの
ピーマンの苦み成分は、実は最近までその正体はよくわかっていなかったのだそうです。
2012年の発表によると、この苦み成分はポリフェノールの一種である「クエルシトリン」ではないかとされています。
そう言われてみると、ポリフェノールの代表選手とも言えるワインなんかも苦みを感じることがありますよね。
ポリフェノールはほぼ全植物に含まれるもので、苦みや渋みの強い成分です。
でも、このクエルシトリンは正確には苦みではなく、渋みの成分でした。
では、なぜ苦く感じるのか。
研究者がさらに調べた結果、クエルシトリンの持つ渋みに、ピーマンの香り成分である「ピラジン」という成分が加わることで、ピーマンの苦みが感じられることが判明しました。
鼻をつまんでピーマンを食べると嫌いな子でも食べやすい、なんて言われるのは、鼻から入るピラジンの香りが減少するからなのかもしれませんね。
クエルシトリンとピラジンの効果
クエルシトリンについてはまだ多くはわかっていませんが、ピーマンの他にドクダミ茶などにも多く含まれているようです。
抗炎症作用がありますから、口内炎などの解消なんかに良さそうですね。
他にもクエルシトリンは便秘の改善や利尿作用があるので、からだの毒素を排出しやすくなりますし、高血圧の防止や抗鬱作用などもあることがわかっています。
ピラジンはピーマンの種の部分に多く含まれていて、血行を促進させる効果があります。
つまりピラジンは血液をサラサラにしてくれるわけですから、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を予防してくれますし、冷え症の改善なんかにも効果的だそうです。
まとめ
以上、ピーマンの苦み成分とその効果についてでした。
「良薬口に苦し」なんて言うように、やはりピーマンの苦みにも体に良い成分がたくさんだったんですね!
これを機にもっとピーマンを好きになって、美味しくたくさん食べていただき、ぜひ健康的な体を目指してもらいたいです!
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