ピーマンは実は未熟な果菜。
苦くて、独特の香りがするピーマンがなぜ日本で普及したのでしょうか。
今回はそんなピーマンの歴史について調べてみました。
ピーマンが最初に日本に来たのは
ピーマンの原産地は、トマトやジャガイモと同じ中南米です。
そこから、15世紀の大航海時代にスペインに伝わり、その後ヨーロッパ経由で16世紀に日本に伝来したと言われています。
ところが、その時代に伝わったのは辛み種であるトウガラシ、現在栽培されているトウガラシの先祖で、野菜として食べていたそうです。
ピーマンが日本の食卓に並ぶようになったのは
現在私たちが食べているようなピーマンが実際に日本にやってきたのは明治初期です。
ヨーロッパからアメリカに伝わったトウガラシを品種改良し辛味のない野菜に変身して日本にやってきました。
当時は、甘トウガラシと呼ばれていました。
しかしこの頃はまだピーマンはあまり普及しませんでした。
実際に日本の食卓に並ぶようになったのは第二次世界大戦終了後の昭和30年代です。
その頃、ほとんどの食品が政府の統制品に指定され、自由に売ったり買ったりできなかったのですが、ピーマンはそのリストに入っておらず、それを目に付けた農家が自由な値段で販売し、大売り上げをあげました。
それからさらに品種改良に取り組み、日本人向けの味のピーマンを栽培するようになり、全国に広まっていったと言われています。
ちなみに、ピーマンと呼ばれるようになったのは、フランス語のピメント(トウガラシの意味)が転じてピーマンと呼ばれるようになったそうです。
まとめ
ピーマンより前に、トウガラシが日本には伝わっていたのですね。
独特の味がするため、普及するのは大変な努力があったことと思われます。
ピーマンには貴重な栄養分も豊富に含まれていることがわかり、現在も健康食材として食べられています。
そしてさらに品質改良もすすみ、肉厚で、歯ごたえがよく、さらに栄養豊富なピーマンが発表されているのです。
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