裂果してしまったトマト。
そのままのトマトを生で食べると、とても酸味が強く酸味が苦手な方はとても食べづらいトマトとなってしまいます。
しかし、この裂果トマトの水分を飛ばして調理すると酸味が緩和されるということがわかりました。
トマトの裂果の原因
トマトの裂果はよくあることですが、その原因として乾燥が続いたこと、日差しが強かった、株の衰退があります。
乾燥は雨が降らずに土壌が乾燥しすぎたのにかかわらずその後大雨などで急激に水分を吸い上げてしまったことにより実が割れてしまうということです。
実の肥大スピードに皮がついていくことが出来ずに実が裂けてしまうのです。
日差しが強いと光合成して良いのではと思いがちですが、実は日差しが強すぎるとその強い日差しから実を守ろうとして皮が硬くなるのです。
皮が硬いと実がそれ以上大きくなれず、耐えきれなくなり破裂してしまうというわけです。
株が衰退というのはトマトの収穫期のヤマが終わりに近づいた時起こります。
栽培初期は問題なかったが後半、衰えてしまい裂果し始めるということです。
苗がひ弱で、前半に葉や枝が茂りすぎたことでおこる現象です。
裂果トマトは酸味が強く、酸味が苦手な人には食べづらいトマトです。
裂果トマトは水分を飛ばして調理
加熱すると酸味が飛ぶトマト。
しかし、普通に煮込むと煮込み時間がかかってしまいます。
そこで加熱でトマトの酸味を取り除きたい場合は、トマトだけを炒めるという事が大切です。
ある程度トマトだけ炒めてから他の物を炒めて煮込むといいでしょう。
さらに、トマトの酸味を中和させるには玉ねぎなど、火を通すと甘味が増す野菜を一緒に炒める。
バターやマーガリン、オリーブオイルなどで炒める。
砂糖やみりんを加える。
ケチャップを入れて一緒に炒める、など他のものと一緒に炒めたり煮たりすることでより甘味が増します。
ケチャップも炒めると甘味がぐんと増すものなのです。
そして、トマトの酸味は種とその周りのみなので種とその周辺を取り除くことで酸味が無くなります。
時間があればトマトだけをじっくり炒めておくと酸味が飛び甘味が出てくるのでそこに水を足して好みの味に調整するといいでしょう。
炒める以外の裂果トマトの活用法
日本はトマトを生のままサラダなどで食べるので、どうしても裂果トマトや酸味の強いトマトは嫌がる人は多いのですが、裂果トマトを美味しく食べるには炒める以外に何かあるのでしょうか。
トマトの独特な酸味が苦手という人であれば酸味を生かしてマリネにしてみてはいかがでしょうか。
これはミニトマトが裂果している場合にとても有効です。
裂果トマトをマリネ酢に漬け込めば割れ目からマリネ液がしみこんでとても美味しくミニトマトマリネが出来上がります。
さらに、炒めなくても炊飯器でほったらかしにするという方法もあります。
ご飯と一緒に炊くだけです。
トマト全部を食べられてとても美味しくいただけます。
トマトから水分が出ているので炊飯の水をいつもより少なめで炊くのがコツです。
まとめ
酸味が強い裂果トマト。
嫌われがちですがうまく水分を飛ばして炒めたり酸味を活用することによって美味しくいただけるので、見た目は確かに悪いのですがぜひ料理に生かしてみましょう。
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