ズッキーニを手軽に育てるにはプランターがおすすめですが、畑で育てる方法もあります。
畑をお持ちの方はぜひ育ててみて下さい。
育て方の基本は、プランターと同じですが、いくつかポイントがあります。
目次
畑で育てるメリット
水やりが少なくて済む
プランター栽培の場合、真夏は特に水やりをしないとすぐに乾燥してしまいますが、畑に植えた野菜は、ほとんど水やりをしなくても枯れません。畑の土の中には多くの水分が含まれており、根がのびのびと育つことができます。また、朝露のお陰で雨がふらなくても地面がしっかりと湿っています。
収穫量が多い
畑は当然土地を必要としますので、収穫量が多くなります。
プランター1つに対して1種類の野菜の栽培が一般的ですが色々な種類やある程度の量を作りたいのであれば畑がおすすめです。
虫が受粉を手伝ってくれる
ズッキーニをベランダなどで育てる時は虫が来ず、上手く授粉が出来ない事がありますが、畑だと虫が授粉を手伝ってくれます。
ただし、確実に着果させるためには畑であっても人工授粉を行います。
やり方は雄花の花びらを取り除き雌花の柱頭にこすり付けるようにします。風で花粉が飛ばされてしまうので晴れた日の朝9時までに授粉させます。
土作り
ズッキーニは弱酸性から中性の土を好みます。
植え付けの2週間ほど前に深さ20~30センチほど土を耕してください。
その土にかき殻や卵殻などの有機石灰、配合肥料を混ぜ、よく耕しておきましょう。
畝を作るときは、幅100cm、高さ15cmのものがおすすめです。
ズッキーニの植え付け
ズッキーニはつるなしのカボチャ属であるため広い土地必要としませんが、茎が長くなる場合もありますので、最低でも1平方メートルの広さは用意しておきます。
ズッキーニは日当たりと風通し、水はけの良い環境を好みます。
連作障害は起こりにくいですが、できるだけウリ科の野菜を連作していない場所を選びます。
ズッキーニは場所を取りますので、畑の場合、株間を80~100センチ以上にします。
植え付け箇所にはマルチを敷いてください。
苗は本葉が4枚以上になったら植え付けます。
植え付け後はプランター栽培と同様にたっぷりと水やりをします。
支柱について
支柱をするメリット
ズッキーニの栽培で多い病気にうどんこ病があります。
支柱を立てることにより、葉の光合成がうまくいき、病気にかかりにくくなります。
また、ズッキーニ自体に傷がつきにくくなり、病気も発見しやすくなります。
ズッキーニが葉で隠れず、見えやすくなるため、肥大化する前に収穫できます。
かがむ必要もなくなるため収穫も楽になるでしょう。
支柱の立て方
ズッキーニはつるが伸びない代わりに茎が大きくどんどん太く伸びます。
強風で茎が折れることもあるため、茎が伸びてきたら50センチほどの支柱を茎の中央に立て、支柱と茎を結びます。
茎の成長に合わせて結び目を上へ移動させますが、つるが上に伸びあがる際にずり落ちないよう、八の字で支柱側はきっちり誘引ひもを結び、ツル側はゆるく結ぶのがポイントです。
つるが大きくなると折れやすくなるので、早めに誘引します。
ズッキーニには、しっかりとした支柱が必要だね! https://t.co/e3MKrGCHwV pic.twitter.com/MGfNE1uJzN
— 3181(栽培).jp (@3181jp) 2017年7月12日
まとめ
ズッキーニは株自体が大きいので畑での栽培がおすすめなんですね。
支柱をたてればメリットがたくさんあるということがわかりました。
畑でズッキーニを育てるという方は土づくりをしっかり行ってから植え付けて下さいね。
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