キュウリのような見た目のカボチャの仲間のズッキーニ。
カボチャの仲間ですが、つるが無くプランターでも育てられるので家庭菜園におすすめの夏野菜です。
そのズッキーニの葉の白い斑点の原因やうどん粉病についてなど、まとめてみたいと思います。
ズッキーニの葉の白い斑点の原因は?
ズッキーニの葉には白い斑点の模様があって、これが他の野菜の葉などでも発症する葉が白くなる、うどん粉病と間違えるケースが多いそうです。
斑点ではなくて、ポツポツと綿かびのように出て小麦粉を振りかけたように全体に広がるようならうどん粉病の可能性もあります。
また、肥料切れでミネラルバランスが悪くと株に体力が無くなり病気に負ける事もあり、対策としては追肥も効果的ですが広範囲に広がってしまった場合は、乳酸菌を利用してかび菌の増殖を抑制するといいらしいです。
ズッキーニは比較的涼しい環境を好むので、暖かくなってくると株が衰えて病気になりやすくなります。
株が元気な場合には葉が上を向くので、葉が下に下がってきたら注意が必要です。
昨日問い合わせがありました。ズッキーニのこの葉っぱの白い斑点は病気でなく模様ですので気にしないで下さい。#全学実習 pic.twitter.com/AyQUMH9u3h
— 帯広畜産大学環境微生物学研究室 (@kanbi2010) 2017年6月29日
うどん粉病について
うどん粉病はの症状は、植物にかび菌が感染して葉にポツポツと綿かびのように出て、うどん粉をを振りかけたように白い粉状の斑点が全体的に広がっていきます。
葉の表面がうどん粉病で覆われてしまうと光合成が阻害されたり、葉から栄養を吸収することが出来ずに結実することが出来ず収穫量が少なくなってしまったり、酷い場合には枯れてしまうなどの被害になってしまいます。
うどん粉病の原因は、土中や落ち葉の中に生息している菌が雨で植物に跳ね返ったり、風に運ばれて植物などに付着して寄生し増殖します。
うどん粉病菌は、菌ごとに寄生する植物が違い固有の植物にしか感染しないという特徴を持っています。
うどん粉病が発生しやすい時期は、高めの気温と低い湿度の環境を好むので、約18℃〜25℃の気温の時期がうどん粉病菌が活発になる時期で、5月〜6月と9月〜10月頃に多く発生します。
気温の高い真夏は菌の活動が鈍くなって症状は広がりませんが、感染を放置してしまうと秋頃に再び菌が活性化してしまいます。
うどん粉病の疑いが出たら、症状が出た葉は摘み取りうどん粉病の胞子が風で飛び広がらないように、直ぐに植物から離した場所に捨てるようにします。
他の葉にも症状が出ている場合には、植物全体に菌が寄生している可能性があるために直ぐに治療する必要があります。
うどん粉病の治療方法は、
- 軽度の場合は食用として販売している重曹を水で500倍〜1000倍に薄めたものを霧吹きなどで散布する
- 牛乳と水を1対10の割合で希釈して散布する
- 食酢を30倍〜50倍に希釈して散布する
- 重曹などの治療でも広がりが止まらない場合には、殺菌剤を散布する
うどんこの予防は、葉水をして湿度を保ち胞子を洗い流して菌の飛散を抑えます。
葉の成長を促進する窒素肥料を控えて、余分な葉などを摘み取り日当たりと風通しを良くします。
ズッキーニに発生する病気の種類は?
- うどん粉病:葉に白い色の綿のようなかびが発生する
- モザイク病:葉にモザイク模様が発生する
- 疫病:茎・葉・果実に水染みに似た病斑が発生する
- 褐斑病:葉の表面に淡褐色の病斑が発生する
- 斑点病:葉や茎に水が染みたような淡い黄色の小さな斑点が発生する
などがあります。
まとめ
ズッキーニに病気の症状が見られたら、病気が拡大しないように早めに治療をするようにしましょう。
早期に治療する事で被害を最小限に食い止められることが出来ると思います。
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