アスパラガスは、種から育てた2年目以降の苗を畑や大きめなプランターなどに植え付けします。
しっかりと張られた根が水分や養分を吸い上げたり、光合成で作られた養分を蓄えたりすることで、10年近くもの間収穫をすることができるのです。
根が十分に張ることができる植え方はあるのでしょうか?
注意点などをご紹介します。
アスパラガスの株を植える前の準備は?
まず、苗の植え付け3週間前までに植えつける場所の土壌を整えます。
畑に植え付ける場合、この時にまず気をつけることは、長期で栽培ができるほどの余裕のある占有面積を確保することです。
また、酸性の土質を嫌うので、植え付けの2週間前に苦土石灰で中和させます。
PHは6.0〜6.5が目安といわれます。
また、肥えた土壌が不可欠なので、堆肥と元肥をたっぷり入れて、深く耕すことが大切です。
また、水はけをよくするために畝を立てておくといいでしょう。
いよいよ株植え!注意することは?
前年にポットに種まきした2年目の苗を畑に植える時期は、3月~4月あたりが適当とされます。
根が大きく張ることも考慮して、株間を50cm程度とって穴を掘り、苗をポットから外し、根が傷まないように注意しながら植え付けを行います。
植え付け後はたっぷりの水分が必要です。
また、すでに数年間栽培された大苗の場合は晩秋に植えつけてもよさそうです。
タイミングがよければ、そのまま冬を越して春に収穫が期待できるでしょう。
大苗は大きな長い根株の状態で袋に入って販売されています。
この根をプランターに植え付ける場合は、穴の中で根を回しながら入れると、その後の根の伸び方がスムースですし傷もつきにくいですね。
畑への植え付けの場合は、広めに掘った穴に根を広げるように入れるといいです。
土をかぶせた表面にもみ殻を敷いておくと、乾燥防止や雑草抑制が気体できるのでオススメです。
まとめ
アスパラの植え付けは、植えつける株が何年ものであるかで少し変わりそうです。
複数年栽培された根株は金額が高いですが、秋に植えつけても春には収穫が期待できるので、手っ取り早く実りを感じたい方にはオススメの方法だと言えます。
いずれにしても、栄養分を吸い上げたり蓄積してくれる根の部分を大切に扱えば、何年も長い間の収穫が楽しめそうですね。
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