アスパラガスは紀元前の古代ギリシャで既に栽培されていたという記録があります。
栄養豊富な野菜であるため、中世では薬草として扱われていたということです。
日本には江戸時代にオランダ人により長崎に伝わりましたが、当時は食用ではなく観賞用として栽培されていたようです。
アスパラガスには小さなかわいらしい花がさくことをご存知でしょうか?
ここではその花に注目してみます。
アスパラガスには花の時期がある!いつ咲くの?
アスパラガスは、ユリ科のアスパラガス属に分類されます。
食用になる若茎が成長して枝を伸ばした状態の時に花をつけます。
開花時期は一般的には5から7月頃になっており、細長い花枝の先に黄緑色をした1cmに満たない釣鐘形の小さな花をつけます。
常に緑色をしていることから「何も変わらない」「無変化」「普遍」という花言葉が付けられています。
また、地上部にトゲがあることに由来して、「我が勝利」「私が勝つ」「敵を除く」という強そうな花言葉も持っていると言われます。
アスパラガスの花は雌雄異株!?
アスパラガスには雄株と雌株があり、雄花と雌花が別々の株に咲きます。
雄株のほうが収穫が多いとも言われるようですが、株を植えつける段階では雄株か雌株かを判別することは難しいです。
ちなみに雌株は茎が太くて1本に含まれる栄養価が高く、雄株は茎がより細めで収穫数量が多いようで、市場に出回るのも雄株の茎が多いようです。
アスパラガスには実もなる!
雌花には子房がありますので、花が咲いた後は当然実がなります。
実は直径7~8mm程度のまん丸な形をしており、秋になると赤く熟します。
汁気のある実の中には黒い種が4個程度入っており、これを土中にまくと発芽が期待できます。
糸状の葉にまぎれて実っている赤い実が、アスパラガスの和名である「キジカクシ」のイメージ通り雉(キジ)が隠れているような雰囲気をかもし出しているのが風流にも感じられますね。
まとめ
食材のアスパラガスと花や実をつけたアスパラガスは、まったく異なる雰囲気を持っていて、何ともいえない魅力を感じます。
生命力を感じる成長と強さをたたえた花言葉もぴったりマッチしていて、栄養たっぷりで体を元気にさせる野菜のイメージそのものですね。
しっかり食べて元気をもらいたいものです。
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