犬や猫は玉ねぎ中毒があるから食べない方が良いと聞きますが、人間にも毒なのでしょうか?
調べてみました。
玉ねぎ中毒って?
玉ねぎなどの摂食を原因とする犬や猫、牛などの食中毒のことを指します。
これは、ネギ類に含まれている硫化アリル、又はアリルプロピルジスルファイドと呼ばれる成分が一般的に有毒であると言われているからだそうです。
硫化アリルとは玉ねぎ特有の匂いや辛味、涙を出させる刺激性の物質を言います。
このアリルプロピルジスルファイドが、血液中のヘモグロビンを酸化させ、赤血球中にグロビンの不溶性変性産物が形成されます。
これにより溶血性貧血を起こすことによるものとされており、血液塗抹標本ではハインツ小体が認められるとされています。
これは加熱しても毒性は消えないとされているそうです。
玉ねぎ中毒ってどんな症状?
玉ねぎ中毒の症状には、血尿や嘔吐、下痢が起こり、目の結膜が白くなったり貧血や黄疸などの症状が出るそうです。
また、体の細胞組織に十分な酸素が運べなくなるので、それを補おうとして動悸や呼吸が早くなったりもするそうです。
発症は食べてすぐではなくて、1日~数日かかる場合もあります。
犬の玉ねぎ中毒の対処法は?
まず気づいたらすぐに吐かせることが必要です。
少量であれば特に問題はありませんが、体重が1kgあたり20gくらいを超えると危険ですので、病院へ連れていきましょう。
吐かせる方法としては、食塩をスプーン1~7杯くらいを舌の上にのせて飲ませます。
そのあとたくさん水を飲み吐いてくれることを祈る方法です。
もしくはオキシドールを1回1~2ml(小型犬)、3~5ml(大型犬)を飲ませます。
これは玉ねぎ以外の誤飲にも有効だそうです。
イヌ科の動物にチョコレートと玉ねぎを与えてはいけません。中毒症状を起こし、最悪の場合死に至ります。
— 彩女 (@ayame7se) 2018年3月29日
人間にも玉ねぎ中毒ってあるの?
人間もこの玉ねぎ中毒にかかることがあるそうです。
玉ねぎを食べすぎると赤血球を破壊され血尿が出たり、貧血などの症状が出るそうです。
人と犬や猫には、体の大きさや汗腺の数、赤血球に含まれるヘモグロビンの数など様々な相違点があるため、どのくらいが安全なのかというのは明確には言えないそうです。
ただ人間はある程度体も大きいことから、よほどたくさんの玉ねぎを食べない限り、気分が悪くなることがあっても、命にかかわるほどの問題はないようです。
人の赤血球内のヘモグロビンの量の比率が犬や猫の2倍程度あり、人は全身に汗をかいたり、水分も取るので新陳代謝が良いそうです。
色々な要因が重なって、人の方が解毒能力が高いと言えると言われています。
他にも中毒になるものってあるの?
玉ねぎだけでなく、ニンニクも同じように中毒があるようです。
玉ねぎとニンニクは、植物学上の分類では同じユリ科の植物なのでたくさん食べると同じような中毒症状が出る恐れがあるそうです。
まとめ
玉ねぎは体に良いとよく聞きますが、やはり食べすぎると良くないようですね。
犬や猫には、加熱した玉ねぎも良くないとのことなので、エサを与える時には十分に注意していきたいです。
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