体に良い栄養素「鉄分」や「βカロテン」などがたくさん含まれているほうれん草ですが、毎日大量に摂取すると結石(尿管結石)ができやすくなるといわれています。
では、ほうれん草との食べ合わせによって、さらに結石ができやすくなったりするのでしょうか?
調べてみましょう。
ほうれん草と結石の関係
ほうれん草に含まれるえぐみ(アク)の成分「シュウ酸」は、腸内でカルシウムと結合して便と一緒に体外に排出されます。
ですが、ほうれん草を大量に摂取すると腸内でカルシウムと結合しきれなかったシュウ酸が尿に出てきます。
そして、尿の中でカルシウムと結合してできるのが結石です。
しかし、この結石ができやすくなる、尿中にシュウ酸が出てくるような状態は、毎日1㎏のほうれん草を食べ続けた場合なので、もともと結石の症状がある方以外は大きな心配なないと考えられます。
ほうれん草との食べ合わせで結石ができやすくなる?
先に調べた通り、結石の原因になるのはほうれん草に含まれる「シュウ酸」です。
ほうれん草と一緒にカルシウムを含む食材との食べ合わせれば結石のリスクは下がりますが、逆にリスクを高める食べ合わせがあります。
それは、動物性脂肪の多い食品です。
動物性脂肪が多い食品は概して動物性たんぱく質を多く含んでいる場合が多いんですね。
具体的な例をあげると、脂肪の多い肉類はもちろん、バター、ラード、ベーコン、ソーセージなどです。
動物性たんぱく質は「シュウ酸」や「尿酸」など結石の原因となる成分を多く含むため、ほうれん草との食べ合わせはNGとなるわけです。
といういうことは、簡単に作れて、おつまみにもなるほうれん草とベーコンのバター炒めは残念ながら「シュウ酸」の宝庫なわけですね。
でも、食べたい・・・。
シュウ酸は水溶性なので、ベーコンを炒める前にさっと湯がくことでリスクを下げることができます。
まとめ
ほうれん草を大量に食べ続けなければ、結石のリスクは低くなりますが、動物性たんぱく質との食べ合わせはNGだということがわかりました。
それでも、ほうれん草は体によい栄養素がたくさん含まれていますので、いろいろな食材を組み合わせてバランスよく食べるようにしたいですね!
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