ほうれん草と小松菜は、緑色の葉物で似たような野菜に見えます。
栄養価では両者にどのような違いがあるか、栄養価の比較を行ってみたいと思います。
ほうれん草と小松菜の栄養価の比較
以下にほうれん草と小松菜に含まれる、100g中栄養素の含有量、すなわち栄養価を示します。
出典;文部科学省食品データベースhttp://fooddb.mext.go.jp
成分 単位 ほうれん草 小松菜
エネルギー kcal 20 14
水分 g 92.4 94.1
たんぱく質 g 2.2 1.5
脂質 g 0.4 0.2
炭水化物 g 3.1 2.4
灰分 g 1.7 1.3
カリウム mg 690 500
カルシウム mg 49 170
マグネシウム mg 69 12
鉄 mg 2.0 2.8
マンガン mg 0.32 0.13
β-カロテン μg 4200 3100
ビタミンK μg 270 210
ビタミンB1 mg 0.11 0.09
ビタミンC mg 35 39
ビタミンE mg 2.3 1.1
葉酸 μg 210 110
食物繊維総量 g 2.8 1.9
上記の表から、小松菜にはカルシウムが非常に多く含まれていることが分かります。
牛乳でも栄養価は110mgなので、小松菜のカルシウムは食品でトップクラスです。
ほうれん草は、カリウム、マグネシウム、マンガン、葉酸というミネラルが多いのです。
鉄、ビタミンC、ビタミンKは、両者で同じくらいです。
β-カロテンとビタミンEでは、ほうれん草が多いですね。
ほうれん草と小松菜の食品としての効果
栄養価からみると、ほうれん草も小松菜も栄養素が豊富で、健康に効果的な食品であることが知られています。
特に、小松菜はカルシウムが多いことで、骨や歯を丈夫にするといわれ、骨粗しょう症の予防改善の効果が期待できます。
ほうれん草はカリウムを多く含み、むくみの改善に期待ができます。
ほうれん草は、また、鉄と鉄の吸収を助ける葉酸が多いため、貧血対策に期待できます。
さらに、両者ともマンガン、β-カロテン、食物繊維を含むので、美容や便秘改善に適する食物として期待できますね。
まとめ
ほうれん草は栄養価が高いと一般に言われているが、小松菜のカルシウムの多さはあまり知られていないのではないでしょうか。
ほうれん草と小松菜で各々特徴があるが、両者とも栄養価で大きな差があるとはいえないといって良いでしょう。
ただし、食べたときの味では違いがあります。
小松菜は生でも食することが出来るので料理に使える幅が広いかもしれないが、最近は、ほうれん草でも生で食べられるサラダほうれん草が出ていて、湯で栄養素が流出する心配がなくなってきました。
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