皆さんは、レタスの「とう立ち」という現象を知っていますか。
レタスの栽培経験がある人なら、1度は見たことがある人もいるかも知れませんね。
レタスに限らず、野菜には、条件が揃うととう立ちしてしまう様です。
これから、「レタスのとう立ち」について、調べてみます。
レタスのとう立ち
「とう立ち」の意味は?
レタスの「とう立ち」とは、「花を付ける茎が伸びる」ことを指すそうです。
- とう立ちの「とう」は「薹(トウ)」と書き「花の茎」を意味
- 別称「中苔(チュウダイ)」
- 子孫を残す成長へと変化した証拠
「とう立ち」のレタスの様子は?
- 種をまく時期が早すぎた場合
レタスの成長に適した気温に達する前には、玉状になりかけた時にとう立ちが起こるそうです。
そのあとに、いくら成長に適した気温になっても、レタスとしての生長はできない様です。
- 種をまく時期が遅すぎた場合
順調に育っていても、玉状になる頃に低温期がかかると、そこからの成長にかげりが現われ、玉になる時期では、低温による被害を受けて、株が傷むということです。
「とう立ち」の原因は?
レタスのとう立ちは、ある条件に達すると、レタスから茎が伸びて、草花と同じ様に、花が咲き、種を作る様になります。
その条件とは、「気温が高い」と「日照時間が長い(12時間以上)」ということです。
また、最近いわれている地球の温暖化も影響していると考えられているそうです。
条件が揃うと、レタスが勝手にとう立ち(=子孫を残す)へと転換し、畑全体のレタスが一斉に現われることから、レタスの出荷に壊滅的な打撃を与えることも考えられます。
できるだけ、とう立ちを遅らせるためには、「とう立ちが遅い」あるいは「とう立ちしにくい」品種、「晩抽性」が選ばれる様です。
まとめ
とう立ちの条件は、野菜の種類によって個々に違いはある様ですが、①気温が高い、②日照時間が長い、という環境(条件)が整う(揃う)と、どの野菜でも勝手にスイッチが入ったかの様に、「子孫を残すための生長=種株」へと変わっていくということが分かりました。
レタスのとう立ちは、次のレタスの栽培のためにはなくてはならない現象です。
ですが、収穫できずに、いきなりとう立ちまで行ってしまっては、収穫の楽しみがありません。
それを防ぐためには、晩抽性品種が選ばれる様ですが、まだまだ研究が進んでいないので、確実とまでは行っていない様でした。
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