これから家庭菜園で初めて野菜を栽培しようとしている方がいれば是非おすすめしたいのが、ニラの栽培です。
ニラは、畑の片隅やプランターなど、どこの場所でも栽培が可能で日当たり、半日陰、やや日陰に至るまで適応できる野菜なのです。
さらに一度植え付けを行えば何年でも同じ株から葉が伸びて、何回も収穫(春と秋が中心)を楽しむことが出来るまさにすぐれ物な野菜なのです。
ただし定植してから2年以上ぐらい経つと、株が大きく張りすぎて根元が込み合いますので株の更新が必要になります。
そこで今回はニラを栽培するにあたって株を更新するための株分けのやり方についてご紹介したと思います。
なぜ株の更新が必要?
ニラは冬場、地上に霜が降りて他の葉が枯れても根茎を残して越冬することが出来る多年生の野菜です。
しかし、栽培から2~3年取り続けると株は根元が込み合い密生し根茎も小さくなり葉の幅が狭くなります。
肉厚で幅広なよいニラが出来にくくなります。
そうなる前に早期に株分けして更新することが必要なのです。
株分けのやり方は?
株分けの良い時期について
2月下旬~3月上旬頃です。
ニラは冬に入ると葉が枯れ休眠状態となります。
この状態から目覚めて小さな新芽が動き始めたら作業を行うと断根や分割などの荒療治をしても栄養が十分に蓄えられているので傷みも少なくすみます。
株分けのやり方について
- 地上に残る枯れ葉を5cmぐらいの高さを目安に、丁寧に刈り取ります。
- 株の周辺に鍬かシャベルを大きく打ちこみ根株を掘り起こします。かなり密集しているので根気が必要です。刈り切れなければ土中で切断してもかまいません。
- 掘り上げた根株は、土を十分に落として大きく割り、小割りして1株ずつ仕分けをしていきます。
- 新しい畑へ植え付けるために、条間80cm、深さ10cm程度の植え溝を作り、仕分けした株を2~3本ずつまとめて20~25cmの株間で植え付けを行います。
- 元肥は堆肥、油かす、緩効性の化成肥料等を使いしっかりと施します。根株は束にせず平置きにします。覆土は株の上部が少し出るぐらいにとどめておきます。
- 新芽が伸び出してきたら葉先を埋めないかたちで、2回覆土して溝が全体で埋まるようにします。
まとめ
以上、今回はニラを栽培するにあたって株を更新するための株分けのやり方についてご紹介させていただきました。
この記事を読んで家庭菜園の野菜にニラを選択される方が増えてくれたら幸いです。
check①☞野菜についた農薬をすばやく落とす!鮮度もサポートしてくる〇〇が話題!?check②☞安心で安全!オーガニック有機野菜が買える今話題の宅配野菜ランキングはこちら➹
今のあなたにおすすめの記事