トマトといえばほぼ赤い色のトマトが多いです。
トマトのこの赤い色はなんの成分なのでしょうか?
そしてこの赤い色は味と何か関係があるのでしょうか。
赤い成分の正体
トマトの実は、花からなったばかりの実は緑です。
それが時が立つにつれ赤くなっていくのですが、この赤い色というのはどういう成分なのでしょうか。
実がなったばかりのトマトが緑色なのは葉緑素という成分のせいです。
これは太陽の光や二酸化炭素、水、の力を借り実が大きくなるのを助ける成分です。
実が大きくなるにつれこの葉緑素は破壊されその代わりにアントシアニンという成分が発生し、これが赤い色のもとになるのです。
そして赤い色の野菜というのにはリコピンが含まれています。
リコピンはトマトの中で一番の代表的な栄養素の一つです。
このリコピンは抗酸化作用が強く、熱に強い成分です。
トマトの赤い成分の正体はリコピンです。
トマトの成分リコピン
抗酸化作用が高いリコピンというのはどういった成分なのでしょうか。
リコピンの働きは活性酸素を除去することです。
その他にはダイエットや美肌以外に血の流れをよくしたり生活習慣病予防、肥満対策、代謝の活性化などに効果があるのです。
このリコピン、実はトマトの赤い色素を含む野菜などの中でもミニトマトにはリコピンがとても多く含まれているのです。
さらに言うと、ケチャップとトマトジュースはリコピンが濃縮されているのでさらに効果があります。
なんと生トマトの3倍の成分が含まれています。
トマトジュースでいうならば、たった1本で一日に必要な量をとることが出来ます。
内臓の状態をよくして身体に必要な成分と不要な老廃物を分別してくれる成分なので積極的に摂りたい成分です。
とてもアンチエイジングに効果が高い栄養素です。
家庭菜園でトマトが赤くならない理由
よく家庭栽培をしている人で、トマトが赤くならないと悩んでいる人がいます。
関東地方、近畿地方の中間地と呼ばれる地方ではトマトの苗を植え付けることが出来るのは4月~5月で、収穫時期としては8月ごろとなります。
その時期になっても赤ならない、というのは5月~6月に低温が続いてしまうと、赤くなるのが遅くなります。
赤くなるには日照と温度が関係してくるのです。
なので、この時期に十分な環境でないと赤くならないのです。
トマトを赤くするには緑まま収穫してトマトを追熟させる方法として最も簡単な方法としてはヘタを下にして日の当たる窓辺に置いて常温でトマトを置いておくことです。
夏に赤くならなくてもこの方法だと赤く追熟する方法になります。
なので、もし赤くならないのであればこの方法で追熟する方法は可能です。
まとめ
トマトの赤さの秘密として、アントシアニンという成分やリコピンが関係しているという事がわかりました。
さらに、赤くならないトマトに関してはきちんと太陽にあたるようにすることで追熟という方法で赤くなるという事がわかりました。
家庭菜園で赤みがつかない場合はぜひ追熟の方法を試してみてください。
トマトはとても栄養素が高い野菜になりますので、美味しく完熟させて取り入れたいものです。
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