新鮮なキャベツを生のまま食べる機会も多いかと思います。
シャキシャキして甘みもありますし、豊富なビタミン類を加熱によって損なうこともないので、おすすめの食べ方のひとつとも言えますね。
ただし、野菜を生で食べる場合には注意すべき点があるようです。
特に命に係わる可能性のあるリスクについてご紹介します。
キャベツに潜む寄生虫って?ナメクジに注意!
広東住血線虫という寄生虫をご存知でしょうか?
日本においては平成12年に国内初の犠牲者が出たということですが、いったいどのような危険があるのでしょう?
広東住血線虫は体長22~23mm程度の線虫で、ドブネズミやクマネズミなどの肺動脈内に生息し、そこで生まれた卵が孵化し体内を通って排泄物として外界へ出てきます。
この段階でこの幼虫が寄生する生き物として、日本においてはアフリカマイマイやナメクジなどが確認されているようです。
ナメクジはキャベツやレタスを好む性質があり、葉の中にも潜んでいることがあるため、もしもそれに寄生虫がいた場合は大変危険ということになりますよね。
広東住血線虫に感染したらどうなる?症状は?
この寄生虫の幼虫に感染した生き物を人が誤って口にしてしまうと、血液やリンパ液によって全身に回って脳や脊髄の血管,髄液の中に寄生されてしまい、髄膜脳炎の症状を起こすようです。
激しい頭痛や発熱,麻痺,昏睡,痙攣などが主な症状で、日本では1件の死亡例を含め、少なくとも数十件の感染報告が確認されているというデータがあります。
予防はどうすればいい?
加熱すれば大丈夫なようですが、調理の際にナメクジなどを見落とさないよう、葉の一枚一枚を丁寧に洗うことが一番大切で簡単な予防法と言えます。
また、ナメクジなどを触った手や調理道具などの清潔を保つことも、寄生虫だけではなく、食中毒予防などから身を守る大切な方法ですね。
広東住血線虫恐ろしや pic.twitter.com/rpPktzgmSP
— 稲月リナ@僕ラブ新年会【ライ02】 (@rina_intk) 2015年9月28日
まとめ
広東住血線虫は熱帯や亜熱帯気候の東南アジアを中心に生息しているので、比較的日本では遭遇することが少ないかもしれません。
しかし、現在は貿易港から様々な種類の生き物が侵入してくる可能性も高いですし、用心するに越したことはないですよね。
おいしい生野菜を安心していただきたいものです。
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