人参アレルギー
人参にアレルギーがあることはあまり知られていません。
しかし人参の成分によってアレルギー反応の原因になることがあります。
アレルギーの主な症状は、食べた後の口腔内のザラザラ、イガイガ感や不快感、口の周りの痒み、赤み、発疹、または閉塞感などがあげられます。
アナフィラキシーショックを起こすような重篤な症状を起こす事は稀ですが、赤ちゃんや高齢者など抵抗力の弱い方は強い反応がでる場合があるので注意が必要です。
人参アレルギーは、ラテックスというゴム製品にアレルギーがある場合や、カバノキ科の草木に花粉症がある人に起こりやすいと言われています。
これは、カバノキ科の草木やラテックスに含まれるアレルギー成分が人参アレルギーのアレルゲンと似ているためです。
したがって、こうしたアレルギーを持っている人は人参を食べて何らかの異変が現れた場合アレルギーの可能性を疑った方がいいでしょう。
アレルゲンとしての人参の認知度が低いのでアレルギーであることを知らずに摂取し続けて症状が悪化してしまうことがあるので注意が必要です。
人参が好物って日本の馬だけ？？
人参は日本で『馬の好物』とされ、観光牧場などでは客との触れ合いの為に人参を用意するなどリクリエーション用飼料のスタンダードとなっています。
このイメージの定着により「馬の鼻先に人参をぶら下げて走らせる」という概念が生まれ、人にやる気を出させるための「褒美」の象徴として「人参」が使われるようになりました。
馬に限らず動物は一般的に甘味のあるものを好むため、家畜のおやつ・調教などで甘い飼料をご褒美代わりに与える事があります。
馬の場合、欧米ではリンゴなどの果物やパン・角砂糖が用いられていました。
日本では手に入りやすく安価な人参が用いられました。
このため日本で飼育された馬は人参を好みますが、他国育ちで人参を食べたことのない馬は食べなかったり、逆に嫌う事もあります。
ニュータカラコマ様ににんじんをお召し上がりいただく。
イケメンさんでした。オープン馬の貫禄ハンパないっス(º﹃º )#ばんえい競馬 #ばんえい牧場 pic.twitter.com/kJCv8po6Sw— ちゃま (@3chama1) 2017年9月21日
まとめ
意外にも人参もアレルギーが存在します。
特に人参は離乳食にも使われる事も多く、抵抗力の低い赤ちゃんに与える場合は注意が必要です。
少量与えて発疹や、口腔内に赤みがでないか、など様子を見ながら与えるのが無難でしょう。
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