ピーマンには独特の苦味や風味があり、
それがどうしてもなじめないという人もいます。
子供だけではなく大人でも苦手という方もいますが、
油を使うことで苦味を減らせることができるようになりますが、
なぜそうなるのか気になったことはありませんか?
ピーマンの苦味成分には2種類ある
近年、新たな研究によってピーマンの苦味成分には、
クエルシトリンというポリフェノールの1種が香りを発していると判明しています。
また、従来から分かっているのは、ピーマンには天然の毒であるアルカロイドもあります。
天然の毒と言われても人体に影響があるものではないので安心して食べることは出来ます。
苦味成分があることに加えて、ピラジンは香りを発するようになり、
苦さと香りの双方の影響で苦味を強く感じやすくなります。
そのため、特に子供は本能的に苦味を避けるようになってしまうので、
ピーマンが嫌いと思うのも当然だと言えますね。
クエルシトリンは油に溶ける性質を持っている
まず、クエルシトリンですが、油に溶けやすい性質があるので、
油通しすることでかなり苦味を減らせるようになります。
炒めるだけでも違いますが、
それよりも油通しならほとんどの苦味は感じられなくなるほどに変えることができるので、
苦手な方も安心して食べられるようになります。
アルカロイドも油に溶ける性質を持っている
一方、ピーマンに含まれる苦み成分はアルカロイドもあるのですが、
クエルシトリンと同じくアルカロイドも油に溶けやすい性質を持っているので、
どちらの成分も感じなくすることができます。
効果的に苦味を軽減したいという目的であれば、
手っ取り早く油通しをするのがおすすめです。
その他にも、メリットが油通しにはあります。
色を鮮やかに保つことができる上に、食感も保つことができますし、
ビタミンAの吸収も良くなるので知っておくと大変役に立ちます。
まとめ
ピーマンの苦味が油を使うことでどうして無くなるのかと言う疑問があった方も、
すっきりと納得が行くようになったでしょうか?
むやみに油を使うわけではなく、ピーマンに含まれる苦味成分の性質を理解しておけば、
油通しのメリットは色々あるので苦みを感じずに美味しく食べやすくなりそうですね。
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