いんげん豆を種子からプランターで栽培する際、発芽時には特に土は必須条件ではありません。
発芽時期に必要なのは水、空気、適温です。
土での栽培ではその発芽条件に必要な水と空気のバランスを土が整えてくれるという役割をしています。
では、発芽してすくすく育ってきた際にはそのまま放置しておく方が良いのでしょうか?
それとも土を変える必要はあるのでしょうか?
いんげん豆のプランター栽培の土と追肥について
いんげん豆は特に土質を選ばないので家庭で育てやすい野菜として知られています。
ですが、ある程度の知識を知っておかないとうまく育たないというケースもあります。
いんげん豆に良い土壌
通常、野菜を育てる際に良いとされている土壌のpHは中性が適切と言われています。
野菜の種類によりpH値もそれぞれ異なります。
いんげん豆の土壌のpHは5.5〜6.0pHで育てると良く、酸性土壌には特に弱いと言われています。
日本の土壌は強い酸性ですので、中性に近い値に合わせる必要があります。
特にいんげん豆は豆類の中では最も塩分に弱いので塩分をあまり含まないようにしましょう。
いんげん豆の土の作り方
赤玉土6.5に対し腐葉土を2.5に用土配合します。
そして、酸性に弱いので、中性に近い土壌を作るため石灰をまきます。
もし、種子を脱脂綿で発芽させずに土に植えて栽培する場合、これは種子を土に植える前から行うようにしましょう。
肥料について
次に肥料ですが元肥と言って、植物の苗や苗木の植え替えをする前に土へ施しておく肥料のことですが、植物の発育を止めないように施します。
これは植え付けの1週間前に行っておくようにしましょう。
元肥には有機質肥料や緩効性化成肥料、遅効性肥料などがありますが、過剰にあげすぎると枯れてしまいます。
また、直接根元に肥料が触れないようにしましょう。
コツとしては、プランターに土を8部目ぐらい入れて、両サイドに元肥を入れることでじわじわ肥料成分が染み込むようにすると良いそうです。
追肥について
追肥はいんげん豆が育つ過程で肥料を追加し必要栄養分を補うことです。
固形のものやスティック状、顆粒状、液状のもので与えることが多いです。
目安は1平方メートルあたり1握りですのでプランターの場合はごくわずかで良いでしょう。
ここでよく失敗するケースがあるそうですので、注意が必要です。
根元に肥料を与えてしまうことは、いんげん豆が過剰に栄養を摂取してしまい、根を傷める要因となってしまいます。
根を傷めてしまうとせっかくいんげん豆ができたとしても軟弱なものができてしまう可能性が大きいのです。
人間に例えると、栄養を摂りすぎて肥満や糖尿病という病気になってしまった状態です。
ですので、ここでもコツとしてはいんげん豆の根元から出来るだけ遠ざけることです。
遠ざけると根が栄養を欲して離れた栄養分の方へ頑張って伸びようとする力が働きますので強いいんげん豆が育つようになるそうですよ。
まとめ
いんげん豆も人間と同様、栄養分を摂りすぎると逆に良くないので注意しましょう。
いんげん豆はツル有りとツル無しの種類がありますが、どちらも家庭で育て易いので、是非挑戦してみてください。
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