「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われますように、梅の生長は本当に早いです。

ほっておいたら枝だらけになってしまって、樹形が変になってしまったってことも珍しくありません。

そこで梅の生長に合わせた剪定が必要となってきます。

梅 剪定方法 時期 2年目 秋

梅の成長段階に応じた剪定のやり方とは?

定植後1年目の苗は、9月~11月の頃に幹を切ります。

切る高さの目安ですが、地面から30㎝~60㎝くらいを切り落とします。

こうすることによって、栄養が行き渡り苗木の生育を助けることができます。

植え付け後2年目は、冬に剪定を行い、樹形のベースを作っていきます。

まず、寝ぐせのようにピンと上に伸びた3本の枝を残して、他の枝は切り落とします。

次に、残した枝をよく観察し、小さな枝が3本くらい残るように調整をしていきます。

最後に、残した細い枝は元の長さの3分の1くらいに切り詰めます。

定植してから3年が経った頃には、枝が交差したり、下に伸びたり、伸び過ぎたりなどしてきます。

そのような場合は、枝元から切り、なるべく枝が上へ伸びていくように残しましょう。

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梅の剪定に適した季節はいつなの?

休眠期と呼ばれる時期、つまり花芽がはっきりと分かるまでの間に行うのがいいようです。

冬に剪定を行うと葉が落ちていますので、枝の重なり具合などをしっかりと把握することができます。

私たち素人からすれば、梅の葉が茂り、うっとうしく感じられる頃に剪定するものだと思い込んでいます。

しかし、その時期に切ってしまうと、来年の花芽を減らしますし、余計に樹勢を強めてしまうことになります。

実は、梅の花は今年咲いた枝に来年も花を咲かせることはありません。

今年の花が散るくらいに新芽が出てきて、それが一斉に伸び、これが生長してその年の夏に花芽が付きます。

花芽が決まるのは盛夏の頃ですから、この時期に剪定をすると来年の花芽を結果として減らすことにつながります。

まとめ

我が家にも祖父が遺してくれた梅の木が7、8本あり、剪定で苦労していました。

尋ねる人によって返ってくる答えが異なりますので、戸惑いながらの選定作業でした。

目からうろこの話ばかりで、なるほどなあと今年の冬は梅の剪定に追われそうです。

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