ピーマンを調理する時は炒めることが多いのではと考えますが、ピーマンを煮る料理を考える時、「煮びたし」が真っ先浮かぶでしょうか。
「煮びたし」といっても、たくさんのパターンがあります。
「煮びたし」を例にして、「ピーマンの栄養や味は煮るとどう変わるのか」を調べてみたいと思います。
一般的な生ピーマンの栄養
・ビタミンA
細胞の働きを活性化してくれる→夏バテ防止・疲労回復・夏風邪の予防
・ビタミンE
抗酸化作用→血管の衰えを防ぐ・コレステロールの酸化を防ぐ
・ビタミンC
細胞の働きを活性化してくれる→夏バテ防止・疲労回復・夏風邪の予防
脂肪の代謝を助ける・血中の脂肪を取り除く・シミやソバカスの予防
・ビタミン類(B1・B2・D・Pなど)・鉄分・カルシウムなど
血行を良好にする・肌をなめらかにする・糖尿病の予防・視力の強化など
・カリウム:ピーマンの中の種に含有
デトックス効果・ナトリウムのバランスを取る
※デトックス(detox)とは、体内に溜まった毒物を排出させることです。
・クエルシトリン(ポリフェノール)
高血圧抑制・抗うつ作用など
・食物繊維
便秘を防止・生活習慣病の予防など
・クロロフィル
緑の色素で、抗酸化作用を持つ
・ピラジン:ピーマンの中のワタに含有
血行をよくする・育毛効果
・カプサイシン
冷え性対策・ダイエット効果
ピーマンの生食について
ピーマンはナス科の植物ですが、ナス科の野菜は内臓を冷やしやすい傾向があります。
身体が冷え過ぎると胃腸の機能が低下し、下痢をしやすくなります。
生で食べる場合、食べ過ぎに注意は必要ですが、サラダなどで1個分ぐらいなら問題はないでしょう。
煮たピーマンの栄養
栄養は、加熱をしても生ピーマンとほとんど変わりません。
注目すべきは、熱に弱いビタミンCの損失が少ないことです。
サラダなど生野菜でビタミンCを摂取するよりも効率良くビタミンCを摂れます。
・ビタミンC:熱に強い(ピーマンに含まれている)
ピーマンは加熱調理してもしっかりとビタミンCを摂ることができる
・ビタミンP:ビタミンCを効率よく摂取できる
※ビタミンCを熱から保護し、ビタミンCの吸収を助けます。
煮たピーマンの苦味
加熱することで多少和らぎますが、作り立ての時はまだ多少残ります。
ですが、時間が経って煮汁が染み込むと苦味はほとんど感じなくなる傾向です。
切り方を変えると、苦味が多少出づらくなります。
ピーマンは、細胞を壊さない様に縦切りするのが、青臭さと苦味を軽減できる方法です。
試してみましょう。
まとめ
ピーマンは加熱しても、ほとんど栄養は変わりません。
しかも、加熱することで増える栄養もありますし、壊れてしまうと思われていたビタミンCもビタミンPのおかげで、サラダなど生野菜で摂取するより摂れます。
「煮びたし」がメニューの上位に登場しますが、そのパターンはたくさんあります。
醤油味だけでなく、味噌味やキムチ味など、好みに合った調味料で和えると美味しく、また苦味があったとしても気にせず食べられます。
しかも、冷めたら苦味がなくなって美味しいとの評判です。
切り方を変えると苦味が軽減される・・・玉ねぎに似ているのかな、と思いました。
ピーマンの煮びたし・・・切り方に注意して、つくってみようと思いました。
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