意外と知られていないピーマンの栄養素。
とてつもない栄養満点の食品でした。
しかし、ピーマンは独特の青臭さや苦みがあるので、お子様にも大人の方の中にもピーマンが得意ではない人が多いと思います。
ピーマンの栄養素を代わりにとれる野菜はあるのでしょうか?
ピーマンの驚きの栄養素
ピーマンに含まれる栄養素でとても代表的なものは丈夫な肌を作るビタミンCです。
ビタミンCというとレモンやレタスなどを思い浮かべてしまいますが、実はピーマンの中に含まれるビタミンCはレモン100㏄あたりの含量よりも多いのです。
ちょっと意外です。
さらにカロテン、あまり聞き慣れないかもしれませんがビタミンPも含まれ、ビタミンPはビタミンCの吸収を助けるビタミン構成成分なのです。
カロテンに関しては油と一緒に摂取すると吸収がよいので、生でも炒めてもピーマンのビタミン含量が他の野菜と比べても高いことがわかります。
他にもビタミンDビタミンEも含まれる他、ピラジンという効果により高血圧にも効果があります。
そしてカリウムも含まれているので摂りすぎた塩分を排出する作用もありピラジンとカリウムで高血圧予防にもなるのです。
このように軽く挙げただけでもピーマンには相当の栄養素が詰まってると言えるでしょう。
ピーマンを超えるピーマン
そんな栄養満点のピーマンの代わりになるような野菜が他にあるのでしょうか?
ここまで沢山の栄養素を摂れる野菜というのはそうそうないのですが、沢山の野菜を組み合わせて補う事は出来ます。
カボチャ・トマトなどは野菜の中でもビタミンが多い野菜ですし、そこに納豆やヨーグルトなどを合わせることでいろんな栄養が補えますが、なかなか沢山の食材を適量というと難しいです。
そこで、熟したピーマンを食べるという方法があります。
それはピーマンが実は熟す前に収穫され売られている野菜だからです。
ピーマンは熟すと赤くなります。
最近では「カラーピーマン」として販売されています。
そしてなんと熟したピーマンの方が緑色のピーマンより柔らかく甘いのです。
赤くなるとトウガラシに見えるから辛くなるのでは?と思うかもしれませんが、実は逆に甘く、そしてなんと栄養素も増えるのです。
熟すとシャキシャキ感はなくなりますが、苦みがないため小さなお子様でも食べやすくなるでしょう。
ただ、熟すと炒め物には不向きなのとピラジンが失われてしまいます。
ピーマンよりも栄養価の高い野菜
赤いピーマンよりももっと栄養価が高い野菜はなかなかない・・のですが、ピーマンの仲間であるパプリカはとても栄養素が含まれていて食べやすい野菜です。
ピーマンとは親戚のようなものですが、大きさや味、栄養素も違います。
しかし、ピーマンほど苦みがないため栄養素を沢山含む生での食し方には向いているのです。
パプリカにはいろんな色のパプリカがあり、その色によって含まれる栄養素の量が違います。
赤いパプリカは抗酸化作用があり動脈硬化や心筋梗塞を防ぎます。
そしてこの赤いパプリカが一番甘いのです。
なので苦みが苦手な人は一番食べやすいピーマンの仲間となるでしょう。
黄色いパプリカはビタミンCを多く含みシミ・そばかすを防いでくれます。
さらにオレンジのパプリカは赤いパプリカと黄色のパプリカの間のような栄養素を持ち、ビタミンCはなんと緑のピーマンの3倍もあるのです。
まとめ
あまり野菜の中でも好かれることのないピーマンですが、とても栄養の高い野菜でした。
さらにパプリカはその上を行く栄養素を持っていました。ぜひ食卓に取り入れたい野菜ですね。
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