ピーマンといえば夏の代表野菜ですね。
きれいな緑色は食卓に華やかな彩りを加えてくれます。
独特の苦みに特徴のある野菜ですが、そのせいか子供の嫌いな野菜ランキングでも必ずと言っても良いほど上位に食い込んでいますね。
栄養価が高いからなんとか子供にも食べさせたい…この苦みさえなければなぁ…なんて思ったことのある方もいるかもしれません。
中が空洞であることもこの野菜の特徴のひとつですが、食べられる部分を多く品種改良すればいいのに、ずっと変わらない姿のままなのもちょっと不思議ですよね。
今回はピーマンはなぜ苦いのか、そしてなぜ空洞なのか、そんな疑問についてお答えしたいと思います!
苦みの原因は毒だった?!
ピーマンの苦みは「アルカロイド」という成分によるもので、これはナス科の植物に多く含まれています。
驚くことにこのアルカロイドは”天然の毒”とも呼ばれ、動物の手術の際に使われる麻酔薬や、娯楽用の麻薬として使われてきました。
「じゃあピーマンは体に良くないの?!」と思った方もいると思いますが、ピーマンに含まれるアルカロイドの量は人体に影響を及ぼさない程度なので、ご安心ください。
どうしても気になる方は、アルカロイドは脂溶性の生物なので、炒めものなど油を使った調理をしましょう。
これによってアルカロイド量は減りますし、苦みも緩和されるので一石二鳥ですよ。
また、市場に出回っている緑のピーマンは、いわゆる「未熟」な状態で、ピーマンは完熟するにつれて赤色へと変化します。
熟すととてもピーマンとは思えないほど甘くなりますし、栄養価も未熟な状態の倍以上になるので、赤くなるまで待ってみても良いかもしれませんね。
空洞のワケ
なぜ空洞があるかを説明するのは少し難しいです。
人間はどうしてこういう形をしているの?といった質問と同じようなことで、「そういう種類だから」としか言いようがありません。
ではまったく理由がわからないのか?といえばそうでもなく、様々な説がありますが、ピーマンが空洞である理由も予測されています。
ひとつの説として、ピーマンはトウガラシの仲間で、もともと空洞部分は少なかったのですが、食用として品種改良をし、その形のまま大きくなったために空洞部分ができた…という話があります。
また、夏野菜であるピーマンは時期的に気温が高く、植物には厳しい環境ですから、種の周りを空洞にすることで断熱効果を発揮している、という説もあります。
空気などの期待は熱伝導率が小さいので熱を伝わりにくくすると同時に、空気を循環させて、高い気温でも乗り切れるようになっているのだとか。
どちらの説が正しいかはわかりませんが、どちらも説得力があって納得できますね。
まとめ
以上、ピーマンの苦みと空洞の理由についてご紹介させていただきました。
ピーマンに毒があったなんてビックリですが、人体に影響のない程度でホッとしましたね。
中身は空洞であっても栄養はギュッとつまった宝庫のような野菜ですから、ぜひ皆さんもピーマンを美味しく食べて健康な体を目指してくださいね!
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