たけのこは放っておいてもどんどん繁殖する生命力の強い植物です。
しかし、野生のように生えてきたたけのこは、さすがにおいしいとは言えないものもあります。
農家の方がどうやって、毎年おいしいたけのこを生産しているのか、調べてみました。
また、庭に竹を植えるのは良くないと言われる理由についても考えてみました。
たけのこの世話
裏山に放っておいても生えてくるたけのこ・・・なんて思っていたのに、まったく違うものだったという人は多いと思います。
スーパーや無人販売に並ぶたけのこはけっして放っておいて穫れたものではありません。
農家の方はどうやってたけのこ=竹林の管理をしているのでしょうか。
収穫してからの世話
どんな野菜でもそうですが、作物を収穫してからが、次のスタートです。
たけのこ林でたけのこの季節が終わると、農家の人は早速土作りを始めます。
京都の産地では竹の落葉を敷き詰め、その上に土をかぶせるそうです。
落葉が発酵して肥料になっていく過程で、ふかふかの土ができます。
肥料のやり方など
たけのこを摂ったあとの穴に落ち葉や肥料を入れておくと、来年同じところにたけのこができるらしいです。
竹の地下茎は養分のある方に伸びるので、浸食してはいけない方向には肥料をまいてはいけません。
やみくもにパラパラと撒いていると、隣の林に浸食して竹の増殖被害が出てしまいます。
ピンポイントで肥料を施します。
竹の伐採
竹は親竹から養分をもらい成長します。
生えてくるたけのこをすべて収穫してしまうと、養分をもらえる親竹がなくなり、枯れてしまいます。
生えるに任せていると、高く伸びすぎ、日当たりが悪くなりたけのこの生育にも影響します。
竹の間は2メートルが適当で、余分な竹は伐採します。
一般家庭の庭に竹を植えてはいけない理由
旅館などでは竹林が庭園に施されて、風情があります。
しかし、一般家庭で竹を植えるのはよくない、と言われています。
それはなぜでしょうか。
竹は繁殖力が強く、地下茎で増えていきます。
地上部を伐採しても地下茎が残ると復活します。
地下茎の成長していく進路が地上からは見えません。
ですから思ってもみないところに繁殖して、家屋などが傾いたり、部屋の床を突き破ってたけのこが生えてきたりします。
冗談のようですが、実際にある話です。
それほど生命力が強いのです。
ですから、この場所にだけ植えておきたいと思っても、生えてきてはダメという所にたけのこが顔を出します。
根元に壁を埋めて活ける方法もあるそうですが、それを超えて生育するほどです。
いったん繁殖すると取り除くのに大変な手間がかかります。
まとめ
竹や笹などの地下茎で伸びるものは家庭では植えてはいけないとよく聞かされました。
その生命力、良寛さんのたけのこではないですが、竹林の近くにある家ではよく床を突き破ってたけのこが生えてくるらしいです。
食べるとおいしいたけのこですが、家庭菜園では止めておいた方がよさそうですね。
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