家庭菜園でしそを育てていて気が付いたらしその葉に、黒い斑点や白い斑点ができてなんだろう?と思ったことあるのではないでしょうか。

そこで、黒い斑点や白い斑点の原因についてなどをみていきましょう。

しそ 黒い 白い 斑点

しその葉に黒い斑点ができるのはなぜ?

しその葉に黒い斑点ができるのは、しそ褐斑病のためです。

病原菌が羅病植物体内部の菌糸や分生子が、土壌などに残っていて伝染源になる場合があります。

病斑上の胞子が風や雨のしずくとともに飛散します。

高温・多湿条件で発生しやすいです。

蜜植だと湿度が高まって、発病が多くなります。

病原菌の生育適温は28℃くらいで、発病適温は25℃くらいと考えられています。

症状は、しその葉っぱに針で突いたような黒色の小斑点が多数生じて徐々に拡大し、病斑同士が重なりあって大型の病斑となります。

やがて病斑部や周辺が乾燥して葉枯れを起こします。

病斑上には時々黒色ビロード状のカビが蜜生します。

下葉や老化した葉から発病しやすいです。

対策

  • 発芽が多い場合には適度に間引くようにする。
  • 多湿条件で発病しやすいために、雨水が溜まらないように排水を良好にする。
  • 発病した葉や株は病気の伝染減になってしまうので、早めに除去をして適切に処分する。

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しその葉に白い斑点ができるのはなぜ?

しその葉に白い斑点ができるのは、ハダニ・オンシツコナジラミ・うどんこ病などが原因として考えられます。

ハダニ

成虫で体長が0.5mmくらいで高温乾燥を好みます。

梅雨明け~9月頃にかけて繁殖が旺盛です。

葉裏に寄生し汁を吸うために、葉の表面から見ると白いカスリ状の斑点ができてしまいます。

被害が拡大してしまうと枯れてしまうこともあります。

対策は、水に弱いので、水遣りの時に葉の表と裏に葉水をします。

光にも弱いので、株元にや植木鉢の縁をアルミホイルで覆うと反射して嫌がり近づかないようになります。

オンシツコナジラミ

温室のような暖かい環境を好んで、春~夏頃に発生します。

オンシツコナジラミが多く寄生すると、葉の裏が真っ白に見え葉が排泄物で汚れてしまいます。

葉の汁を吸うので、しその生育が非常に悪くなってしまいます。

対策は、葉の裏をこまめにチャックして、オンシツコナジラミが発生したら薬剤散布をします。

薬剤を使用したくない場合には、オンシツコナジラミは黄色に集まる習性があるので、黄色の粘着テープを近くにぶら下げて置くと退治できます。

うどんこ病

葉の表面に白いかびが発生する病気です。

比較的柔らかい組織に発生しやすく、最初は白い斑点が生じて被害が拡大すると葉全体が真っ白になり、光合成ができなくなり生育に悪影響を及ぼします。

高温で湿度が低いと発生しやすく、梅雨を除き春~秋にかけて発生しやすいです。

対策は、薬剤の散布や窒素肥料過多や不足・カリ不足も発生の原因になるので、肥料にも気をつけるようにします。

しその黒い・白い斑点に使用出来る農薬は?

褐斑病には

  • ダコニール1000
  • アミスター20フロアブル
  • キノンドー水和剤40
  • ストロビーフロアブル

ハダニには

  • アカリタッチ乳剤
  • コロマイト乳剤
  • サンクリスタル乳剤
  • ダニトロン乳剤
  • ダニトロンフロアブル
  • ニッソラン水和剤
  • 粘着くん液剤
  • マイトコーネフロアブル
  • ムシラップ

オンシツコナジラミには

  • アディオン乳剤

うどんこ病には

  • アグロケア水和剤

などの使用出来る農薬があります。

まとめ

病気や害虫を発生を初期の段階で防ぐためには、日頃の植物の確認が大切だと思いました。

被害を拡大させないためにもチェックや早期対策をするようにしましょう。

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