1915年くらいにブルガリアでこのウイルスが確認され、その後欧州各地で発生が見られるようになりました。
そして、1999年にはアメリカ合衆国において発生したため、日本においても警戒をしていました。
2009年東京都青梅市の梅の葉に感染が確認されましたが、いったいどんな症状が見られるのでしょう。
梅輪紋ウイルスの原因は?どんな症状が出るの?
このウイルスは、アブラムシや接木などによって他の梅や桃に伝染してしまいます。
モモやアンズなど核果類に輪状の模様や斑模様が生じます。
それだけではなく、奇形果、早期落下なども引き起こし、収穫量が大きく減ってしまいます。
梅の場合はほとんどの品種において、葉にはっきりとした症状が現れます。
葉が斑入りのように濃淡が入りモザイク症状が見られ、その一部には色の薄いところが輪状につながって見えます。
ただし、葉の色に濃淡があっても、変色部分の葉裏にカビが生えている場合は、別の原因も考えられます。
特に、新葉が多く出てくる5月~6月にかけて葉に現れる症状がよく見られますから注意してください。
どんな処置をすればいいの?
残念ながら、このウイルスに一度感染してしまうと、適した治療法がありません。
ですから、感染の拡大を防ぐために感染したら伐採する意外に方法はありません。
農林水産省と関係都府県によって、国内からの感染をなくすために感染樹の伐採が進められています。
疑わしい症状が見られた場合は、各都道府県の病害虫防除所や果樹(農業)試験研究機関などに連絡しましょう。
専門機関であれば、症状が出ている梅の葉を使い15分くらいで診断できる簡易診断が受けられます。
その後、遺伝子診断によって確定診断が行われます。
せめてしっかりと薬剤散布を行い、アブラムシの駆除することしか、私たちにできることはありません。
まとめ
どちらかというと、強健で長持ちする植物というイメージが強かったので信じられませんでした。
我が家の庭にも梅の木が植わっていますが、こんなに恐ろしいウイルスに感染するおそれがあると知り驚きました。
アブラムシを駆除するために薬剤散布を怠らないようにしたいと思いました。
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