野菜や果物は、その品種ごとに栽培期間の長短を基準とした分類として、早生(わせ)、中生(ちゅうせい)、晩生(ばんせい)などという言い方で分類されることがあります。

大まかにいうと、種まきから収穫までの期間が短いものから順番に「早生」「中生」「晩生」となり、生育期間の長い晩生が一番大きくて収穫量も多くなるようです。

キャベツにもそのような分類はあるのでしょうか?

特徴などもふくめてご紹介します。

キャベツ 早生 晩生

早生と晩生の違いとは?

早生品種と晩生品種にはどういった違いがあるのでしょうか?

簡単に言うと、早生品種は栽培を始めてから結球が完了して収穫するまでの期間が短く、晩生はそれより長いということでしょうか。

結球にかかる期間の差は葉の重さの違いと関係しており、晩生品種の方が早生品種に比べて葉一枚の重量が重いために栽培期間が長くなるということなのですね。

早生,晩生それぞれの品種の葉の数は同じで、外葉がだいたい18~20枚になった頃に結球が始まるようです。

晩生品種は葉の成長に時間をかけて大きく育てる性質があるのですね。

早生,晩生それぞれの栽培の方法に違いはあるの?

晩生品種は時間をかけて葉を大きく育てるので、養分も多く必要になります。

基本的にキャベツはそれほど土質を気にする必要はないのですが、土壌の保水力には留意したほうがいいでしょう。

保水力が弱い砂土のような土壌では、水分とともに養分も抜けやすいですので、冬から春にかけて短い期間で栽培する早生品種が適しています。

一方、粘土質の土を含んだ保水力の高い土壌においては肥料もしっかりとどまるので、ゆっくり時間をかけて成長する晩生品種に合っていますね。

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栽培する時の注意点は?

品種によって栽培時期が違うので、その期間にそれぞれ気をつけることを知っておくことは大切なことですね。

キャベツの結球については外葉の成長が大きく関わりますので、成長段階での施肥は適量で行うことが重要で、逆に結球が始まってからは必要ないということです。

光合成を行って栄養を蓄えている葉を大切にして大きく育てることが、大きなキャベツを作るコツとも言えそうです。

また、たくさんの品種がありますので、それぞれの栽培時期をきちんと守って植え付けや種まきをすることも大切なことです。

時期がずれることにより、結球が十分でなかったりトウが立ったりすることもありますので、それぞれの特性をきちんと理解して栽培しましょう。

まとめ

栽培の期間の短い早生品種は早く収穫できるので、初心者向きとも言われます。

また、畑が空いている時に短期間で収穫できるものを育てるのも効率がいいですね。

一方晩生品種もじっくりと育つので大きくて安定した品質に特徴があります。

それぞれに適した食べ方もありますので、季節に応じて計画的に栽培するのも夢がありますよね。

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