いんげんは比較的育てやすいとして良く家庭で栽培されている方も多いことでしょう。

さらに、マンションのベランダなどでも栽培できる手軽さがあります。

しかし、中にはいんげん豆がうまく発芽しないということもあります。

また、芽が出るものとでない種子がありますが、その違いはなんでしょう?

いんげん 発芽 条件

いんげん豆の発芽条件

いんげんは一年中収穫できるものですが、家庭で育てる際には適した時期があります。

なぜなら、いんげんの発芽条件の一つに温度が関係してくるからです。

農家さんが育てる際はビニール栽培など何かしらの温度管理がされているため冬でも夏でも季節に関係なくスーパーなどでいんげんを見ることができます。

しかし、家庭で育てる際には農家さんのように設備が完璧に整っているわけではありませんので、旬の時期を知った上で育てると良いと言われています。

では、その発芽条件にはどのようなものがあるのでしょうか?

温度は関係ある?

いんげん豆の発芽温度は23~25度が適温と言われています。

また、すべての種が発芽するわけではなく、大体約70%の芽がでると言われています。

例えば、15度以下で育てた場合、発芽前に種が腐敗する可能性は高く発芽率は低下します。

さらに、35度以上の温度下で育てると、発芽前に損傷を受けて発芽率は低下します。

そのため、家庭で育てるときは4月中旬〜6月中旬が初心者でも育てやすいと言えます。

肥料は必要?

発芽前の種を土の中に植えても、脱脂綿の上でも種は発芽します。

脱脂綿は水だけを含み養分が含まれていない状態でも発芽します。

このことから、発芽の際には肥料は特に心配する必要なさそうです。

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水は関係ある?

脱脂綿に水を含ませて育てた種子と、水を与えずに育てた種子とでは水を与えなかった種子は発芽しないという研究データがあります。

そのため、いんげん豆の発芽には水は不可欠のようです。

これは、水を吸収する事によって酵素活性が高まり種子内で発芽準備が始まるためと言われています。

水はどのくらい必要?

では、空き容器に脱脂綿を敷いて水を容器いっぱいに入れて種子を水中に沈めたらいいのかというとそうでもなさそうです。

水中に種子を沈める状況は空気が全く触れない状態です。

その場合、発芽しないという報告があります。

水を含ませた脱脂綿の上に種子を乗せるように置き、空気が種子に触れるように育てた場合は発芽するそうです。

そのため、水は与えすぎても育たず、また、ある程度の空気が必要ということになります。

なぜ空気が必要?

いんげん豆の発芽には空気は必要不可欠のようですが、ではなぜ空気に触れる必要があるのでしょうか?

それは、発芽するにも何かしらのエネルギーが必要になります。

多量のエネルギーはどこから摂るのかというと、種子に蓄えられていた養分を利用します。

養分は種子が呼吸することにより分解され発芽のためのエネルギーに変わるようです。

その呼吸には多量の酸素が必要となるため空気に触れさせる必要があるのです。

まとめ

上記のことから、いんげん豆の発芽には水や温度、空気の3つの条件が必要不可欠といえるでしょう。

この3つの条件を抑えておけば早いと2〜3日で発芽すると言われています。

平均的には1週間のようなので、もし1週間経っても発芽しなければ腐敗している可能性がありますのでご注意ください。

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